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リャオニンゴサウルス(学名 Liaoningosaurus paradoxus)は、約1億2,200万年前の白亜紀前期、現在の中国にすんでいた小型の植物食恐竜です。学名は遼寧(リアオニン)にちなみます。魚を食べたかもしれないという、たいへん変わったよろい竜です。
リャオニンゴサウルス最大の話題は、胃のあたりから魚の化石が見つかったことです。よろい竜は植物食と考えられてきたため、「魚を食べていたのではないか」という説が出され、大きな議論になりました。もし本当なら、よろい竜の食生活の常識をくつがえす発見です。ただし、この解釈には慎重な見方もあり、研究が続いています。
リャオニンゴサウルスは、おなか側にも装甲のような板をもっていた可能性が指摘されています。これも、ふつうのよろい竜には見られない、めずらしい特徴です。水辺や水中で暮らしていたなら、おなかの装甲が役立ったのかもしれません。謎の多い恐竜です。
見つかったリャオニンゴサウルスの化石は、全長34センチほどの、とても若い個体です。おとなになれば、もっと大きくなっていたと考えられます。子どもの化石から、よろい竜の成長の初期を知ることができる、貴重な標本です。
リャオニンゴサウルスは、中国・遼寧省の義県層から見つかりました。マイクロラプトルやシノサウロプテリクスなど、多くの羽毛恐竜を産出する地層です。保存のよい化石が多く、リャオニンゴサウルスの謎めいた特徴も、その良質な保存のおかげで分かりました。
リャオニンゴサウルスがいた白亜紀前期の中国は、湖や森のある火山地帯でした。リャオニンゴサウルスは、魚を食べたかもしれないという謎で、よろい竜の食生活の常識に一石を投じた、たいへん興味深い恐竜です。
分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 曲竜類(アンキロサウルス類)(基盤的位置)