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ステゴサウルス

Stegosaurus stenops — 「屋根トカゲ」

ジュラ紀 装盾類
時代ジュラ紀後期
年代約1億5,500万〜1億5,000万年前
全長約7〜9 m
体重約3,000〜7,000 kg(大型のゾウほど)
食べ物植物食(低い位置の植物)
生息環境シダや針葉樹の茂る氾濫原・森林
発見地北アメリカ(米国西部)、ポルトガル
地層モリソン層
ステゴサウルス(Stegosaurus stenops) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ステゴサウルス(Stegosaurus stenops) 復元イメージ

ステゴサウルス(学名 Stegosaurus stenops)は、約1億5,500万〜1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在の北アメリカなどにすんでいた植物食恐竜です。学名は「屋根トカゲ」を意味します。背中に並んだ大きな五角形の板と、尾の先のとげが特徴の、人気の高い剣竜です。

背中の大きな板

ステゴサウルス最大の特徴は、背中に2列に並んだ大きな板(プレート)です。最大のものは1メートルを超えました。発見当初は屋根のように重なって背中をおおうと思われ、「屋根トカゲ」と名づけられました。その後の研究で、板は背中に立って交互に並んでいたことが分かっています。

板は何のため?

板の役割については、体温調節(血液を流して熱を放出・吸収する)、仲間どうしの見分け、敵を大きく見せておどすため、など複数の説があります。板の表面には血管の通った跡があり、体温調節に関わっていた可能性が高いと考えられています。また、興奮すると板に血液を送って赤く色づかせ、アピールに使ったという説もあります。

尾のとげ「サゴマイザー」

尾の先には、長く鋭い4本のとげがありました。これは漫画にちなんで「サゴマイザー」という愛称で呼ばれます。ステゴサウルスはこの尾を強力な武器として横に振り回し、肉食恐竜から身を守ったと考えられています。実際、アロサウルスの骨にステゴサウルスのとげでついたとみられる傷が見つかっており、激しい攻防があったことが分かります。

小さな脳の謎

ステゴサウルスは体が大きいわりに脳がとても小さく、クルミほどしかありませんでした。かつては腰のあたりのふくらみを「第二の脳」とする説もありましたが、これは神経のふくらみで脳ではないとされています。小さな脳でも、植物を食べてのんびり暮らすには十分だったのでしょう。

低い姿勢の植物食

ステゴサウルスは前あしが短く、頭を地面近くに保つ姿勢でした。そのため、低い位置に生えるシダや低木を主に食べていたと考えられます。くちばしで植物をかみ取り、小さな歯で処理していました。背は低くても、背板と尾のとげのおかげで、肉食恐竜にとっては手ごわい相手でした。

すんでいた環境

ステゴサウルスがいたジュラ紀後期の北アメリカ(モリソン層)は、シダや針葉樹の茂る平原でした。ブラキオサウルスやディプロドクス、アパトサウルス、肉食のアロサウルスなど多くの恐竜と同じ時代を生きました。背中の板と尾のとげという、攻守ともに個性的な装備で、ジュラ紀の世界をたくましく生き抜いた人気者です。

分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 剣竜下目 > ステゴサウルス科

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