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サイハニア

Saichania chulsanensis — 「美しいもの(モンゴル語)」

白亜紀 装盾類
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約7,500万〜7,200万年前
全長約6.5 m
体重約2,000 kg
食べ物植物食
生息環境砂漠・半乾燥の環境
発見地アジア(モンゴル)
地層バルンゴヨト層
サイハニア(Saichania chulsanensis) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
サイハニア(Saichania chulsanensis) 復元イメージ

サイハニア(学名 Saichania chulsanensis)は、約7,300万年前の白亜紀後期、現在のモンゴルにすんでいた植物食恐竜です。学名はモンゴル語で「美しいもの」を意味します。保存のよい化石で知られる、アジアのよろい竜です。

「美しい」保存状態

サイハニアの学名「美しいもの」は、見つかった化石の保存状態がとてもよかったことに由来します。装甲や骨が、もとの並び方のままきれいに残っていたのです。これにより、よろい竜の装甲がどのように配置されていたかを、くわしく知ることができます。アジアのよろい竜を研究するうえで、貴重な恐竜です。

頑丈な装甲とこん棒

サイハニアは、アンキロサウルス科に属し、全身を頑丈な装甲でおおい、尾の先に骨のこん棒をもっていました。乾燥した環境にすんでいたため、体の表面はとくに頑丈なつくりだったと考えられます。重い装甲とこん棒で、肉食恐竜から身を守っていました。

乾いた環境への適応

サイハニアは、砂漠・半乾燥の環境にすんでいました。鼻の中の空間が複雑なつくりになっていたことから、乾いた空気を吸うときに、水分を逃さない・熱を調節するなどの工夫があった可能性が指摘されています。きびしい環境に適応した、たくましいよろい竜でした。

低い植物を食べた

サイハニアは背が低く、地面近くのやわらかい植物を食べていました。幅広いくちばしで植物をかみ取り、大きなおなかでじっくり消化したと考えられます。乾燥した土地で、限られた植物を効率よく食べていたのでしょう。

すんでいた環境

サイハニアがいた白亜紀後期のモンゴルは、砂漠・半乾燥の土地でした。同じ地域には、ピナコサウルスなど他のよろい竜や、肉食恐竜もいました。サイハニアは、頑丈な装甲とこん棒、そして乾燥への適応で、きびしい環境をたくましく生きた、美しい保存状態のよろい竜です。

分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 曲竜類(アンキロサウルス類)> アンキロサウルス科

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