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ミラガイア(学名 Miragaia longicollum)は、約1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在のポルトガルにすんでいた植物食恐竜です。学名は「ミラガイア(地名)の長い首」を意味します。剣竜なのにとても長い首をもつ、ユニークなステゴサウルスのなかまです。
ミラガイア最大の特徴は、ステゴサウルスのなかま(剣竜)でありながら、おどろくほど長い首をもっていたことです。首の骨は17個以上もあり、これは多くの竜脚類より多い数です。剣竜は背が低く首も短いのがふつうですが、ミラガイアは長い首で、ほかの剣竜より高い位置の植物も食べられたと考えられます。
ミラガイアは、ステゴサウルスのように背中に板(プレート)を並べ、尾にとげをもっていました。それに長い首が加わった、剣竜としては異例の姿です。長い首は、エサ場を広げる工夫だったのか、それとも仲間へのアピールのためだったのか、興味深い研究テーマです。
ミラガイアは、ポルトガルで見つかった、ヨーロッパを代表する剣竜です。ジュラ紀後期のヨーロッパにも、剣竜が栄えていたことを示しています。北アメリカのステゴサウルスとは別の、独自の特徴をもつ剣竜として注目されています。
ミラガイアは、長い首を生かして、低い位置から中くらいの高さの植物を食べていました。くちばしで植物をかみ取り、小さな歯で処理していました。背中の板と尾のとげで身を守りながら、おとなしく草をはんでいたのでしょう。
ミラガイアがいたジュラ紀後期のポルトガルは、海岸に近い平野でした。当時のヨーロッパには、ほかにもさまざまな恐竜がすんでいました。ミラガイアは、長い首という意外な特徴をもって、剣竜の多様さを物語る、ユニークな恐竜です。
分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 剣竜類 > ステゴサウルス科 > ダケントルルス亜科