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ドレッドノータス

Dreadnoughtus schrani — 「何も恐れぬもの(弩級戦艦ドレッドノートにちなむ)」

白亜紀 竜脚類
時代白亜紀後期(カンパニアン〜マーストリヒチアン)
年代約7,700万〜7,000万年前
全長約26 m
体重約59,000 kg(推定。再評価で諸説あり)
食べ物植物食(長い首で地上から高所まで幅広く食べた)
生息環境河川や森林のある温暖な氾濫原
発見地南アメリカ(アルゼンチン・パタゴニア)
地層セロフォルタレサ層
ドレッドノータス(Dreadnoughtus schrani) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ドレッドノータス(Dreadnoughtus schrani) 復元イメージ

ドレッドノータス(学名 Dreadnoughtus schrani)は、約7,600万〜7,000万年前の白亜紀後期、現在のアルゼンチンにすんでいた超巨大な植物食恐竜です。学名は「何も恐れぬもの」を意味し、巨大な戦艦「ドレッドノート」にちなみます。全長26メートルにもなるティタノサウルス類で、全身の骨がよくそろって見つかったため、巨大恐竜のなかでも体の大きさや体重をとくに正確に調べられる、貴重な恐竜です。

長い首と巨大な体をもつ超巨大恐竜ドレッドノータスの想像図
陸の戦艦のような超巨大竜脚類ドレッドノータス(イメージ)

「何も恐れぬもの」

ドレッドノータスは全長26メートルにもなる、超巨大な竜脚類(ティタノサウルス類)でした。これほど巨大であれば、おとなになればどんな肉食恐竜にもおそわれる心配がない——そんな「何も恐れぬもの」というイメージから名づけられました。まさに、陸の上を歩く戦艦のような存在です。

骨がよくそろった巨大恐竜

巨大な竜脚類の多くは、ごく一部の骨しか見つからず、全体の大きさは推測にたよるしかありません。しかしドレッドノータスは、全身の骨の多くがそろった、たいへん保存のよい化石が見つかりました。そのため、巨大恐竜のなかでも体の大きさや体重を比較的正確に推定できる、世界的にも貴重な研究対象となっています。

まだ成長途中だった

おどろくことに、見つかったドレッドノータスの化石は、まだ成長しきっていない個体だったと考えられています。つまり、生きていればさらに大きくなっていた可能性があるのです。骨の中に残る成長線(木の年輪のような模様)の研究から、この個体が成長のとちゅうで命を落としたことが分かっています。

長い首で植物を食べた

ドレッドノータスは、長い首を生かして、地面から高い木の上まで、幅広い範囲の植物を食べることができました。巨大な体を維持するため、一日中ものすごい量の植物を食べ続けていたと考えられます。太い柱のような4本のあしで、大地をゆっくりと歩いていました。

南半球の巨大恐竜たち

白亜紀後期の南アメリカは、超巨大な竜脚類(ティタノサウルス類)が大繁栄した土地でした。同じなかまには、史上最大級とされるアルゼンチノサウルスや、体をよろいでまもったサルタサウルスがいます。ドレッドノータスもその一員で、南半球の巨大恐竜の世界を代表する存在です。

すんでいた環境

ドレッドノータスがいた白亜紀後期の南アメリカは、河川や森林のある温暖な氾濫原でした。ゆたかな植物にめぐまれたこの土地で、ドレッドノータスは巨大な体を育てていったのです。全身の骨がそろった「何も恐れぬもの」は、巨大恐竜の研究に大きく貢献し続けています。

豆知識・へぇポイント

  • 名前は「何も恐れぬもの」。戦艦ドレッドノートが由来。
  • 全長26m。しかも見つかったのは成長途中の個体。
  • 全身の骨がよくそろい、体重をくわしく調べられる。
  • 史上最大級のアルゼンチノサウルスと同じティタノサウルス類。

まとめ

「何も恐れぬもの」という名前どおり、堂々たる巨体をほこったドレッドノータスは、巨大恐竜の姿を正確に伝えてくれる、研究者にとっての宝物のような恐竜です。同じ南アメリカの巨大竜脚類アルゼンチノサウルスともくらべてみてください。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > マクロナリア > ティタノサウルス類

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