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モササウルス

Mosasaurus hoffmannii — 「ムーズ川のトカゲ」

海生 海生爬虫類
時代白亜紀後期(マーストリヒチアン)
年代約7,000万〜6,600万年前
全長約12〜17 m(最大級の標本で約17 m)
体重推定10,000〜15,000 kg超(諸説あり)
食べ物肉食(魚・サメ・ウミガメ・アンモナイト・他のモササウルスも)
生息環境外洋・沿岸の海(白亜紀の海の頂点捕食者)
発見地ヨーロッパ(オランダ)、北アメリカなど世界各地
地層マーストリヒト周辺の地層など
モササウルス(Mosasaurus hoffmannii) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
モササウルス(Mosasaurus hoffmannii) 復元イメージ

モササウルス(学名 Mosasaurus hoffmannii)は、約7,000万〜6,600万年前の白亜紀の終わりごろ、世界中の海で頂点に立っていた巨大な海生爬虫類です。学名は「ムーズ川のトカゲ」を意味します。恐竜ではありませんが、恐竜時代の海を支配した「海の王者」として知られています。

恐竜ではなく「海トカゲ」

モササウルスは恐竜ではなく、現在のオオトカゲやヘビに近い爬虫類が、海での生活に適応して進化したものです。手足はひれ(フリッパー)に変わり、長い尾を左右に振って力強く泳ぎました。陸にはほとんど上がらず、一生を海で過ごしたと考えられています。

海の頂点捕食者

モササウルスは全長12〜17メートルにもなる巨体で、白亜紀の海の食物連鎖の頂点に立っていました。大きく開く口と、するどい円すい形の歯で、魚・サメ・ウミガメ・アンモナイト、さらにはほかのモササウルスまで、さまざまな獲物をおそっていました。口の奥(上あごの内側)にも歯があり、くわえた獲物を逃しませんでした。

恐竜学のはじまりを告げた化石

モササウルスの化石は1700年代の終わりにオランダで見つかり、「絶滅した巨大な生きもの」として大きな議論を呼びました。これは「生物は絶滅する」という考えを広めるきっかけのひとつとなり、古生物学という学問の出発点に関わった、歴史的に重要な化石です。

子どもを産んだ?

モササウルスのなかまは、卵ではなく、母親の体内で育てた子どもを直接産んだ(胎生)と考えられています。これは、一生を海で過ごす生きものにとって都合のよい繁殖方法でした。海の中で出産していたとみられ、陸に戻る必要がありませんでした。

すんでいた環境

モササウルスは世界各地の海で見つかっており、白亜紀末には広く分布していました。同じ海には首長竜(エラスモサウルスなど)やサメもいましたが、モササウルスはその頂点に君臨していました。しかし約6,600万年前、恐竜とともに大絶滅で姿を消しました。海の恐竜時代の最後を飾る、まさに「海の王者」です。

分類:爬虫綱 > 有鱗目(トカゲ・ヘビのなかま)> モササウルス科

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