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ノトサウルス(学名 Nothosaurus)は、約2億2,000万年前の三畳紀、現在のヨーロッパやアジアなどの海にすんでいた海生爬虫類です。学名は「にせの(まがいの)トカゲ」を意味します。首長竜の祖先に近い、初期の海の爬虫類です。
ノトサウルスは、のちに大繁栄する首長竜(プレシオサウルスなど)の祖先に近い、初期の海生爬虫類です。まだ完全に海に適応してはおらず、陸と海の両方で暮らす、アシカのような生活をしていたと考えられています。海の爬虫類が、どのように進化していったかを知る、貴重な恐竜図鑑の締めくくりとなる存在です。
ノトサウルスは、水かきのある足をもち、海で魚を捕らえつつ、陸に上がって休んだり、子どもを産んだりしていたと考えられています。これは、現在のアシカやアザラシに似た暮らしです。完全に海に適応した首長竜とはちがい、まだ陸とのつながりを残していました。
ノトサウルスは、口先に細く鋭い歯が並んでいました。これは、ぬるぬるした魚やイカのなかまを、しっかりくわえて捕らえるのに適した形です。水中ですばやく泳ぎ、獲物を狩る、すぐれたハンターでした。種類によって大きさはさまざまで、1メートルから4メートルほどのものがいました。
ノトサウルスは恐竜ではなく、三畳紀の海に栄えた海生爬虫類です。恐竜が陸で進化を始めたころ、海ではノトサウルスのような爬虫類が暮らし、のちの首長竜へとつながる進化を歩んでいました。海の爬虫類の進化の初期を伝える、重要な存在です。
ノトサウルスがいた三畳紀の海は、浅い海とその沿岸でした。ヨーロッパ・アジア・北アフリカなど、広い範囲で化石が見つかっています。ノトサウルスは、陸と海の両方で暮らし、首長竜への進化をつなぐ、初期の海生爬虫類です。恐竜図鑑254種の最後を飾るにふさわしい、海の進化の物語を秘めた一種です。
分類:鰭竜上目(きりゅう)> ノトサウルス類 > ノトサウルス科