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エウロパサウルス(学名 Europasaurus holgeri)は、約1億5,400万年前のジュラ紀後期、現在のドイツにすんでいた植物食恐竜です。学名は「ヨーロッパのトカゲ」を意味します。島で小さく進化した竜脚類として、世界的に有名な恐竜です。
エウロパサウルス最大の特徴は、竜脚類でありながら全長6メートルほどと、とても小さいことです。ブラキオサウルスのなかまなのに、その何分の一しかありません。これは、当時のヨーロッパが大小の島々だったため、限られた食べ物のなかで体を小さくして適応した「島嶼化(とうしょか)」という現象の、有名な例です。
島では、食べ物が限られているため、大きな動物は小さく進化することがあります。これを「島嶼化」といいます。エウロパサウルスは、巨大になるはずの竜脚類が、島の環境に合わせて小さくなった、はっきりした証拠です。骨の研究から、小さいけれどおとなだったことが確かめられています。
発見当初、小さいので「子どもの竜脚類では?」と考えられました。しかし骨の成長線を調べた結果、成長しきった「小さなおとな」だと分かりました。これにより、島嶼化によって本当に小型化したことが証明されたのです。恐竜の進化の不思議を示す、重要な発見でした。
エウロパサウルスは、巨大なブラキオサウルスに近いなかま(マクロナリア類)です。同じグループから、片やビルのように巨大なブラキオサウルス、片や島で小さくなったエウロパサウルスが現れたことは、環境が進化に与える影響の大きさを物語っています。
エウロパサウルスがいたジュラ紀後期のヨーロッパは、温暖な海に浮かぶ島々でした。限られた食べ物のなかで、エウロパサウルスは体を小さくして生きのびていました。エウロパサウルスは、「島の環境が恐竜をどう変えるか」を教えてくれる、進化のお手本のような恐竜です。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > マクロナリア類(基盤的位置)