
🔍 タップで拡大
ルーフェンゴサウルス(学名 Lufengosaurus huenei)は、約1億9,500万年前のジュラ紀前期、現在の中国(雲南省)にすんでいた植物食恐竜です。学名は産地の禄豊(ルーフォン)にちなみます。中国で初めて組み立てられた恐竜の全身骨格として、歴史的に重要な恐竜です。
ルーフェンゴサウルスは、1940年代に中国で初めて全身骨格が組み立てられ、展示された恐竜です。中国の恐竜研究の出発点ともいえる、記念碑的な存在です。記念切手にもなったことがあり、中国でとても親しまれている恐竜です。プラテオサウルスに近い、古竜脚類のなかまです。
ルーフェンゴサウルスは全長6メートルほどで、長い首と尾、ものをつかめる手をもっていました。2本足でも4本足でも動けたと考えられます。大きな親指のかぎ爪は、植物を引き寄せたり、身を守ったりするのに使ったとみられます。
ルーフェンゴサウルスは、中国・雲南省で非常に多くの化石が見つかっています。子どもからおとなまでそろっているため、古竜脚類の成長や暮らしを研究するうえで、たいへん貴重です。近年は、卵の中の胚(赤ちゃん)の化石から、たんぱく質の痕跡が見つかったという研究も話題になりました。
ルーフェンゴサウルスは、ジュラ紀前期の植物食恐竜で、長い首をのばして高い位置の植物も食べられました。胃石で消化を助けていた可能性もあります。恐竜が大型化していく途中の、初期の植物食恐竜の姿を伝えています。
ルーフェンゴサウルスがいたジュラ紀前期の中国・雲南省は、湖や川のある内陸でした。同じ地域には、初期のさまざまな恐竜がすんでいました。ルーフェンゴサウルスは、中国の恐竜研究の原点として、特別な意味をもつ恐竜です。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚形類 > マッソスポンディルス科