
🔍 タップで拡大
サウロポセイドン(学名 Sauroposeidon proteles)は、約1億1,200万年前の白亜紀前期、現在の北アメリカにすんでいた首の長い超巨大な植物食恐竜です。学名は「トカゲの海神(ポセイドン)」を意味します。もっとも背の高い恐竜のひとつとして知られています。
サウロポセイドンは、ブラキオサウルスのなかまで、とくに首が長いことで知られます。頭を高く上げると、地上17〜18メートルにもなったと推定されています。これは6階建てのビルほどの高さで、知られているなかでもっとも背の高い恐竜のひとつです。学名の「海神ポセイドン」は、その圧倒的な大きさにちなみます。
サウロポセイドンの首の骨(頸椎)は、1個だけで1メートルを超える巨大なものでした。発見当初、あまりの大きさに、木の化石とまちがえられたほどです。これほど長い首を支えるため、骨は空気の入った空洞だらけで、軽くて丈夫なつくりになっていました。
サウロポセイドンは、その圧倒的な背の高さを生かして、ほかの恐竜がまったく届かない高い木の葉を独占して食べることができました。エサ場をめぐる争いを避けられる、大きな強みです。長い首と前あしの長い体で、キリンのように高い位置の植物を食べていました。
サウロポセイドンは、ジュラ紀のブラキオサウルスに近い、白亜紀前期のブラキオサウルス科の恐竜です。ブラキオサウルスのなかまが、白亜紀になっても北アメリカで栄え、さらに背を高くしていたことを示しています。
サウロポセイドンがいた白亜紀前期の北アメリカは、河川やデルタのある温暖な低地でした。豊かな森林があり、高い木の葉を食べる巨大恐竜が育つのにぴったりの環境でした。サウロポセイドンは、空を見上げるような背の高さで、恐竜の巨大さの極限を見せてくれる存在です。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > マクロナリア類 > ティタノサウルス形類 > ブラキオサウルス科