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ブロントメルスは、約1億1,000万年前の白亜紀前期、いまのアメリカ・ユタ州にすんでいた首の長い植物食恐竜(竜脚類)です。2011年に発表されました。学名は「雷のもも」を意味し、腰とももにとても発達した筋肉をもっていたことに由来する、ユニークな名前です。
ブロントメルスの腸骨(腰の骨)は、ほかの竜脚類にくらべて前方に大きく張り出していました。ここには強力な脚の筋肉がついていたと考えられ、研究者はその力強さから「雷のもも」と名づけました。この強い脚は、急な斜面を歩くため、あるいは肉食恐竜を蹴って身を守るために役立ったのではないかと議論されています。
推定全長は14メートルほど。発見された標本にはおとなと子どもが含まれており、親子で暮らしていた可能性も指摘されています。標本はオクラホマ大学に収蔵されています。
ブロントメルスは、竜脚類の体の使い方や行動を考えるうえで興味深い恐竜です。骨の形から筋肉や暮らしを推理する研究の好例となっています。
ホロタイプ(基準標本):オクラホマ大学 OMNH 66430(発達した腸骨=強大な脚の筋肉)