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ウラノサウルス

Ouranosaurus nigeriensis — 「勇敢なトカゲ(または「空」にちなむとも)」

白亜紀 鳥脚類
時代白亜紀前期(アプチアン)
年代約1億2,500万〜1億1,200万年前
全長約7〜8.3 m
体重約2,200 kg
食べ物植物食(くちばしと歯で植物をかみ取りすりつぶした)
生息環境河川や湿地のある水辺の環境(当時は緑のサハラ)
発見地アフリカ(ニジェール)
地層エルラズ層
ウラノサウルス(Ouranosaurus nigeriensis) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ウラノサウルス(Ouranosaurus nigeriensis) 復元イメージ

ウラノサウルス(学名 Ouranosaurus nigeriensis)は、約1億2,000万年前の白亜紀前期、現在のアフリカ(ニジェール)にすんでいた大型の植物食恐竜です。学名は「勇者のトカゲ」などと訳されます。有名なイグアノドンに近いなかま(イグアノドン類)で、背中に大きな帆をもつ、たいへん変わった姿の植物食恐竜として知られています。

背中に大きな帆をもつ植物食恐竜ウラノサウルスの想像図
背中の帆と幅広いくちばしをもつウラノサウルス(イメージ)

背中の大きな帆

ウラノサウルス最大の特徴は、背骨が長くのびてつくる、背中の大きな帆です。スピノサウルスのような肉食恐竜の帆は有名ですが、植物食恐竜で帆をもつのはめずらしく、ウラノサウルスの大きな見どころです。この帆の役割については、暑い気候での体温調節や、仲間へのアピール、あるいは背中にコブのように脂肪をたくわえたという説など、いくつかの考えがあります。

暑いアフリカでの暮らし

ウラノサウルスがいた白亜紀前期のニジェールは、暑い気候だったと考えられています。背中の帆は、朝は太陽の熱を受けて体をあたため、暑いときは風で熱をにがして体を冷やすなど、体温を調節するのに役立ったのかもしれません。暑い土地にうまく適応した植物食恐竜として、とても興味深い存在です。

カモのような口

ウラノサウルスは、平たく幅広いくちばしをもっていました。これはカモノハシ竜(ハドロサウルス類)に似た特徴で、ウラノサウルスがハドロサウルス類に近いグループにいることを示しています。幅広い口で植物を効率よくかみ取り、口の奥の歯ですりつぶして食べていました。

イグアノドンの親戚

ウラノサウルスは、有名なイグアノドンの近い親戚です。ただしイグアノドンのような親指のスパイクはなく、そのかわりに背中の帆という独自の特徴をもっていました。同じイグアノドン類でも、地域や環境に応じてさまざまな姿に進化したことを示す、よい例です。

緑豊かだったサハラ

ウラノサウルスがいた白亜紀前期のニジェールは、いまは砂漠ですが、当時は川や湿地のある緑ゆたかな土地でした。スコミムスという魚食の肉食恐竜や、掃除機のような口をもつニジェールサウルスも、同じ世界にすんでいました。

すんでいた環境

水辺のゆたかな植物にめぐまれたこの土地で、ウラノサウルスは幅広いくちばしを使い、たっぷりと植物を食べてくらしていました。背中の帆という個性的な姿は、恐竜たちが暑い気候にどう適応したのかを考える、大切なヒントを私たちに与えてくれます。

豆知識・へぇポイント

  • 植物食恐竜なのに背中に大きな帆をもつめずらしい存在。
  • 帆は体温調節やアピールに使われた説がある。
  • 口はカモのように平たく幅広いくちばし
  • 有名なイグアノドンの近い親戚。

まとめ

背中に大きな帆をもつウラノサウルスは、暑いアフリカに適応した、個性ゆたかな植物食恐竜です。同じなかまのイグアノドンとくらべると、恐竜たちが環境に合わせてどんなふうに進化したのかが見えてきます。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > イグアノドン類 > ハドロサウルス形類

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