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プログナトドン(学名 Prognathodon)は、約7,000万年前の白亜紀後期、世界中の海にすんでいた巨大な海生爬虫類です。学名は「前に突き出た顎の歯」を意味します。かたいものを噛み砕く力をもった、強力なモササウルスのなかまです。
プログナトドンは、モササウルス類のなかでも、とくに頑丈なあごと歯をもっていました。その噛む力は非常に強く、カメの甲羅やアンモナイトの殻など、かたいものもかみ砕いて食べられました。海の中で、ほかの捕食者が食べられないかたい獲物も利用できる、強力なハンターでした。全長は7〜12メートルにもなりました。
プログナトドンは、ヨーロッパ・北アメリカ・中東など、世界各地の海から見つかっています。白亜紀後期の海に広く分布していた、繁栄したモササウルスのなかまです。海の頂点捕食者のひとつとして、さまざまな獲物を食べていました。
プログナトドンは、皮膚の跡や、尾びれの形まで分かる保存のよい化石が見つかっています。これにより、モササウルス類が、尾びれを使って力強く泳いでいたことが分かりました。海生爬虫類の泳ぎ方を知る、貴重な手がかりです。
プログナトドンは恐竜ではなく、現在のオオトカゲに近い爬虫類が、海での生活に適応したものです。手足はひれに変わり、一生を海で過ごしました。子どもは海の中で直接産んだ(胎生)と考えられています。モササウルスやティロサウルスと同じなかまです。
プログナトドンがいた白亜紀後期の海は、さまざまな海の生きものでにぎわっていました。プログナトドンは、頑丈なあごでかたい獲物も食べられる、強力な海の頂点捕食者でした。約6,600万年前、恐竜とともに大絶滅で姿を消した、海の王者のひとつです。
分類:有鱗目 > モササウルス上科 > モササウルス科 > モササウルス亜科