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オロロティタン(学名 Olorotitan arharensis)は、約6,700万年前の白亜紀後期、現在のロシア極東にすんでいた大型の植物食恐竜です。学名は「巨大なハクチョウ」を意味します。うちわのような大きなとさかが特徴の、カモノハシ竜(ハドロサウルス)です。
オロロティタン最大の特徴は、頭の後ろに広がる、うちわ(おの)のような大きなとさかです。後ろへ大きく広がった独特の形で、カモノハシ竜のなかでもひときわ目立ちます。学名「巨大なハクチョウ」は、長い首とこの優雅なとさかにちなんでつけられました。仲間へのアピールに使われたと考えられます。
オロロティタンは、ほかのカモノハシ竜より首の骨が多く、長い首をもっていました。これにより、より広い範囲の植物を食べられたと考えられます。「ハクチョウ」という名前は、この長い首にもちなんでいます。全長8メートルほどの、優雅な姿の恐竜でした。
オロロティタンは、ロシアの極東地域で見つかった、保存のよいカモノハシ竜です。アジアの北のはずれにも、カモノハシ竜が栄えていたことを示しています。ほぼ全身がそろった化石が見つかっており、アジアのランベオサウルス亜科を研究するうえで貴重です。
オロロティタンは、幅広いくちばしと口の奥のたくさんの歯で、植物を効率よくすりつぶして食べていました。とさかの空洞を使って音を響かせ、仲間とコミュニケーションをとっていたと考えられます。
オロロティタンがいた白亜紀後期のロシア極東は、河川のある氾濫原でした。恐竜時代の終わりに近い世界で、オロロティタンは、うちわのようなとさかと長い首をもって、優雅に暮らしていました。アジアのカモノハシ竜の多様さを物語る恐竜です。
分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > ハドロサウルス科 > ランベオサウルス亜科