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ラブドドン(学名 Rhabdodon priscus)は、約7,000万年前の白亜紀後期、現在のヨーロッパにすんでいた中型の植物食恐竜です。学名は「みぞのある歯」を意味します。白亜紀末のヨーロッパを代表する植物食恐竜です。
ラブドドンは、白亜紀末のヨーロッパでもっとも数の多い植物食恐竜のひとつでした。イグアノドンに近い、中型の鳥脚類です。当時のヨーロッパは島々に分かれており、ラブドドンはそうした島で繁栄していました。ラブドドン科という、ヨーロッパで栄えたグループの名前のもとになっています。
ラブドドン最大の特徴は、表面にみぞ(うね)のある、特徴的な歯です。学名「みぞのある歯」はここに由来します。この丈夫な歯で、かたい植物もしっかりかみ切って食べていました。すぐれた歯が、白亜紀末のヨーロッパでの繁栄を支えました。
ラブドドンは全長6メートルほどで、がっしりした体つきをしていました。すらりとしたヒプシロフォドンなどとはちがい、どっしりと歩く植物食恐竜だったと考えられます。ふだんは2本足で歩いていたとみられます。
白亜紀末のヨーロッパは、テティス海に島々が点在する環境でした。ラブドドンは、そうした島で暮らしていた植物食恐竜です。島では、独自の進化をとげた恐竜が多く、ラブドドンもヨーロッパならではの植物食恐竜のひとつでした。
ラブドドンがいた白亜紀後期のヨーロッパは、島々のある海岸近くの低地でした。フランスやスペインなど、各地で化石が見つかっています。ラブドドンは、みぞのある歯をもつ、白亜紀末のヨーロッパを代表する植物食恐竜です。
分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > イグアノドン類 > ラブドドン科