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エドモントサウルス(属名 Edmontosaurus)は、約7,300万〜6,600万年前の白亜紀後期、現在の北アメリカにすんでいた大型の植物食恐竜です。平たいくちばしをもつハドロサウルス類、いわゆる「カモノハシ竜」の代表で、骨だけでなく皮膚や柔らかい組織まで残った化石で知られます。まずは1分動画で見てみましょう。

一般に全長約9〜12メートルに達する大型恐竜です。属には主に E. regalis と E. annectens が含まれ、時代や分布に違いがあります。属名は、化石が見つかったカナダ・アルバータ州のエドモントンに由来します。
口先のくちばしで植物を切り取り、口の奥に並ぶ多数の歯で細かく処理しました。歯は何列にも重なる「デンタルバッテリー」をつくり、使っている歯がすり減ると次の歯が補います。あごを動かして植物をすりつぶす、高性能な食事のしくみでした。

複数の「ミイラ化石」には、うろこの模様や爪をおおう角質などが残っています。前足では中央の指が柔らかい組織に包まれ、ひとまとまりの蹄のように接地していたことが分かります。骨格だけの復元より、ずっと厚みのある姿だったのです。
Edmontosaurus regalis の標本から、頭頂部に骨ではなく柔らかい組織でできた突起が報告されました。ニワトリのトサカに似た形で、仲間への合図やディスプレイに使われた可能性があります。ただし、すべての種・個体が同じ形だったかは分かっていません。
前足は体重を支えられる構造で、ふだんの移動や採食では四足歩行を使いました。後ろ足も強く、二足姿勢をとることもできたと考えられます。「常に四足」「いつも二足」のどちらかではなく、状況に応じて姿勢を変えた恐竜です。
多数の骨が集まった骨層は、同じ場所に多くの個体がいたことを示します。一方、骨層は洪水や死後の運搬でもできます。数千頭の群れや長距離移動を直接示す証拠とは限りません。同じ時代・地域にはティラノサウルスがおり、エドモントサウルスの骨には捕食や死肉食を考える手がかりも残りますが、「主な獲物」と割合まで断定はできません。
ランベオサウルス類のような中空の骨質とさかはありません。ただし E. regalis では柔らかい組織の突起が見つかっています。
はい。皮膚や角質の一部を保存した標本が複数知られ、化石化の過程そのものも研究されています。
エドモントサウルスは、優れた歯と四足・二足を使い分ける体をもつ大型植物食恐竜です。皮膚や柔らかい組織の化石は、骨だけでは分からない恐竜の本当の外見を教えてくれます。
分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > イグアノドン類 > ハドロサウルス科 > サウロロフス亜科
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