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ステゴケラス

Stegoceras validum — 「屋根の角」

白亜紀 角竜・堅頭竜
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約7,700万〜7,400万年前
全長約2〜2.5 m
体重約10〜40 kg
食べ物植物食(やわらかい植物・種子など。一部雑食の可能性)
生息環境河川や森林のある沿岸平野
発見地北アメリカ(カナダ・アルバータ州、米国)
地層ダイナソーパーク層など
ステゴケラス(Stegoceras validum) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ステゴケラス(Stegoceras validum) 復元イメージ

ステゴケラス(学名 Stegoceras validum)は、約7,500万年前の白亜紀後期、現在の北アメリカにすんでいた小型の植物食恐竜です。学名は「屋根の角」を意味します。頭の上がドーム状に盛り上がった「石頭恐竜(堅頭竜)」の代表で、パキケファロサウルスを小さくしたような姿の恐竜です。

分厚いドーム状の頭をもち2本足で走る小型植物食恐竜ステゴケラスの想像図
分厚いドーム状の頭をもち、森をすばやく駆けるステゴケラス(イメージ)

分厚いドーム状の頭

ステゴケラス最大の特徴は、頭の上が分厚いドーム状に盛り上がっていたことです。パキケファロサウルスほど大きくはありませんが、よく似たつくりで、ドームの内部はぎっしりとした骨でできていました。頭のうしろのふちには小さな突起(こぶ)が並んでいました。全長2〜2.5メートルの小型恐竜で、堅頭竜のなかでは化石が多く、もっともよく研究されている種のひとつです。

この頭で頭突きをした?

この分厚い頭が何に使われたのかは、長い間、議論されてきました。オスどうしが頭をぶつけ合う「頭突き」に使ったという説や、横腹どうしを打ち合った、あるいは仲間へのアピールに使ったという説があります。ドームの内部構造を調べる研究からは、ある程度の衝撃には耐えられたとみられており、少なくとも軽い体当たりくらいはしていた可能性が考えられています。

2本足の植物食恐竜

ステゴケラスは、2本足で歩き、すばやく動ける小型恐竜でした。やわらかい植物や種子、木の実などを食べ、ときには小さな虫なども口にする雑食だった可能性があります。大きな武器はもたなかったため、すばやさを武器に肉食恐竜から逃げていたとみられます。

堅頭竜研究の「ものさし」

ステゴケラスは、頭のドームの化石がたくさん見つかっており、さまざまな成長段階や個体差が分かっています。これにより、堅頭竜の頭が成長にともなってどう変化し、オス・メスでどうちがったのかが研究されています。頭の平らなホマロケファレなど、ほかの堅頭竜を理解するときにも、基準となる大切な恐竜です。

頭の中まで分かってきた

ステゴケラスは化石の状態がよいものが多く、CTスキャンなどで頭の内部や脳の形まで調べられています。研究からは、においや平衡感覚(バランスをとる力)が発達していたことなどが分かってきました。小さな恐竜ですが、堅頭竜の暮らしを解き明かす手がかりをたくさん残してくれる、貴重な存在です。

すんでいた環境

ステゴケラスがいた白亜紀後期のカナダ・アルバータ州は、河川や森林のある沿岸平野でした。多くの角竜やカモノハシ竜、大型の肉食恐竜と同じ世界を生きていました。ステゴケラスは、分厚い頭という個性をもち、すばやく動き回りながらたくましく暮らしていた、小さな石頭恐竜です。

豆知識・へぇポイント

  • 頭の上が分厚いドーム状パキケファロサウルスの小型版のよう。
  • 頭を使った頭突きや体当たりをしていたと考えられている。
  • 化石が多く、堅頭竜研究の「基準(ものさし)」になる種。
  • 全長2〜2.5mの小型・すばやい2本足の植物食恐竜。

まとめ

分厚いドームの頭をもつ小さな石頭恐竜——ステゴケラスは、たくさんの化石から堅頭竜の暮らしや成長を教えてくれる、研究の基準となる大切な恐竜です。その頭が頭突きに使われたのかどうか、いまも研究が続いています。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:鳥盤目 > 周飾頭類 > 堅頭竜類 > パキケファロサウルス科

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