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プレシオサウルス

Plesiosaurus dolichodeirus — 「トカゲに近いもの」

海生 海生爬虫類
時代ジュラ紀前期
年代約2億〜1億9,000万年前
全長約3.5 m
体重推定数百 kg程度
食べ物肉食(小魚や海の無脊椎動物)
生息環境ヨーロッパをおおっていた浅い海
発見地ヨーロッパ(イギリス)
地層ライアス層(英国南西部)
プレシオサウルス(Plesiosaurus dolichodeirus) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
プレシオサウルス(Plesiosaurus dolichodeirus) 復元イメージ

プレシオサウルス(学名 Plesiosaurus dolichodeirus)は、約1億9,000万年前のジュラ紀前期、現在のヨーロッパの海にすんでいた海生爬虫類です。学名は「トカゲに近いもの」を意味します。長い首・小さな頭・がっしりした胴体・4枚の大きなひれをもつ、首長竜(くびながりゅう)の代表選手。じつは恐竜ではありませんが、恐竜と同じ時代の海でくらした人気者で、首長竜というグループ全体の名前のもとになった生きものです。

長い首と4枚のひれで海を泳ぐプレシオサウルスの想像図
長い首と4枚のひれで海中を泳ぐプレシオサウルス(イメージ)

じつは「恐竜」ではない

プレシオサウルスは恐竜によく似た時代・イメージで語られますが、恐竜のなかまではありません。恐竜は基本的に陸でくらす爬虫類で、あしがまっすぐ体の下にのびています。いっぽうプレシオサウルスは海でくらし、あしがひれに変化した、別のグループの爬虫類です。海に住んだモササウルスイクチオサウルス(魚竜)と同じく、「恐竜時代の海の爬虫類」なのです。

首長竜の「代表選手」

プレシオサウルスは、「首長竜(プレシオサウルス類)」というグループの名前のもとになった、いわば代表選手です。長い首・小さな頭・がっしりした胴体・4枚の大きなひれという、首長竜の典型的な姿をしています。湖の怪獣「ネッシー」のイメージも、この首長竜の姿がもとになっています。

4枚のひれで「水中を飛ぶ」

プレシオサウルスは、4枚の大きなひれを翼のように羽ばたかせ、まるで水中を飛ぶように泳いだと考えられています。これは、いまのウミガメやペンギンに似た泳ぎ方です。前後のひれをたくみに動かして、海の中を自在に進み、方向を変えることができました。

長い首で魚をとらえた

プレシオサウルスは、長い首を生かして魚の群れにそっと近づき、すばやく首をのばして獲物を捕らえたと考えられています。小さな頭には細くとがった歯が並び、小魚や海の無脊椎動物を食べていました。長い首は、大きな胴体を相手に気づかれずにそっと近づく工夫だったのでしょう。

科学史を彩った化石

プレシオサウルスの化石は、19世紀のはじめにイギリスの化石採集家メアリー・アニングらによって発見されました。当時、「こんな奇妙な生きものが本当にいたのか」と大きな議論を呼び、古生物学という学問の発展に大きく貢献しました。魚竜とともに、海の爬虫類研究の出発点となった、歴史的な化石です。

すんでいた環境

プレシオサウルスがいたジュラ紀前期のヨーロッパは、温暖であさい海が広がっていました。その海を、4枚のひれで優雅に泳ぎ、小魚を追いかけてくらしていました。恐竜ではありませんが、恐竜時代の海を代表する人気者で、首長竜という生きものの魅力を、いまの私たちに伝えてくれています。

豆知識・へぇポイント

  • じつは恐竜ではなく、海生爬虫類。首長竜の代表選手。
  • 4枚のひれで「水中を飛ぶ」ように泳いだ。
  • 怪獣「ネッシー」のイメージのもとになった姿。
  • 化石採集家メアリー・アニングらの発見で有名に。

まとめ

長い首と4枚のひれで海を優雅に泳いだプレシオサウルスは、恐竜ではないけれど、恐竜時代の海を語るうえで欠かせない人気者です。同じ海にくらしたイクチオサウルス(魚竜)とくらべてみるのもおすすめです。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:爬虫綱 > 鰭竜上目 > 首長竜目 > プレシオサウルス上科 > プレシオサウルス科

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