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クロノサウルス

Kronosaurus queenslandicus — 「クロノス(ギリシャ神話の神)のトカゲ」

海生 海生爬虫類
時代白亜紀前期(アプチアン〜アルビアン)
年代約1億2,500万〜1億年前
全長約9〜10 m(頭骨だけで2m以上)
体重推定10,000〜12,000 kg程度(諸説あり)
食べ物肉食(魚・ウミガメ・他の海生爬虫類)
生息環境オーストラリアをおおっていた内海(エロマンガ海)
発見地オーストラリア(クイーンズランド州)
地層トゥーモンバー層など
クロノサウルス(Kronosaurus queenslandicus) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
クロノサウルス(Kronosaurus queenslandicus) 復元イメージ

クロノサウルス(学名 Kronosaurus queenslandicus)は、約1億2,000万年前の白亜紀前期、現在のオーストラリアをおおっていた内海にすんでいた巨大な海生爬虫類です。学名はギリシャ神話の神「クロノス」にちなみます。リオプレウロドンと同じ、首の短い首長竜(プリオサウルス類)の巨大種で、恐竜ではありません

2メートルを超える巨大な頭と4枚のひれをもち、白亜紀オーストラリアの内海を泳ぐ首の短い首長竜クロノサウルスの想像図
頭だけで2メートルを超える巨大な首長竜クロノサウルス(イメージ)

恐竜ではない海の巨人

クロノサウルスは、名前に「サウルス」とついていますが恐竜ではなく、海で暮らした海生爬虫類です。同じジュラ紀・白亜紀の海には、長い首のエラスモサウルスや、魚のような姿のイクチオサウルス(魚竜)もいました。クロノサウルスはその中でも、首の短い大型のグループに属します。

頭だけで2メートル超

クロノサウルス最大の特徴は、その巨大な頭です。頭骨だけで2メートルを超え、首長竜のなかでも最大級でした。大きな口には、長く鋭い歯がずらりと並び、獲物をしっかり捕らえて骨ごとかみ砕くことができたと考えられます。まさに海の怪物のような姿です。

オーストラリアの内海の王者

白亜紀前期のオーストラリアは、大陸の真ん中まで浅い海(エロマンガ海)が入りこんでいました。クロノサウルスは、その内海の頂点に立つ捕食者でした。魚やウミガメ、ほかの海生爬虫類などをおそって食べる、強力なハンターだったとみられます。ジュラ紀のヨーロッパで栄えたリオプレウロドンの役割を、白亜紀の南半球で受けついだ存在といえます。

4枚のひれで泳ぐ

クロノサウルスは、首長竜らしく4枚の大きなひれ(フリッパー)をもっていました。このひれを羽ばたくように動かして、まるで水中を飛ぶように泳いだと考えられています。巨大な体ながら、力強く速く泳げたとみられます。

胃石が見つかった化石

クロノサウルスの化石からは、胃の中にあった小石(胃石)が見つかっています。これは、食べ物の消化を助けたか、体の浮き沈みを調整するおもりとして使ったと考えられています。海で暮らすための、興味深い工夫です。

すんでいた環境

クロノサウルスがいた白亜紀前期のオーストラリアの内海は、さまざまな海の生きものでにぎわっていました。同じ海には、長首型の首長竜や魚竜もいました。クロノサウルスは、その巨大な頭と強力なあごで、内海の頂点に君臨していた「南半球の海の王者」です。

豆知識・へぇポイント

  • 恐竜ではなく海生爬虫類。首の短い首長竜(プリオサウルス類)。
  • 頭骨だけで2メートル超。首長竜でも最大級。
  • 4枚のひれで水中を飛ぶように泳いだ。
  • 胃から胃石が見つかった。消化やおもりに使ったか。

まとめ

頭だけで2メートルを超える、白亜紀オーストラリアの海の王者——クロノサウルスは恐竜ではありませんが、巨大な頭と強いあごで内海の頂点に君臨した、南半球の海の巨人でした。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaAustralian Museum/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:爬虫綱 > 鰭竜上目 > 首長竜目 > プリオサウルス科 > ブラカウケニウス亜科

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