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スピクリペウス

Spiclypeus shipporum — 「とげのある盾(シップ家に因む)」

白亜紀 角竜・堅頭竜 ケラトプス科
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約8,400万〜7,200万年前
全長約4.5〜6 m
体重推定3,000〜4,000 kg
食べ物植物食
生息環境海岸平野
発見地アメリカ(モンタナ州)
地層ジュディスリバー層
スピクリペウス(Spiclypeus shipporum) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
スピクリペウス(Spiclypeus shipporum) 復元イメージ

スピクリペウスは、約7,500万年前の白亜紀後期、いまのアメリカ・モンタナ州にすんでいた大型の角竜です。2016年に発表され、「ジュディス」の愛称で知られる頭骨と骨格をもとに記載されました。学名は「トゲのある盾」を意味し、フリル(えり飾り)のふちに放射状のトゲが並ぶ姿に由来します。

放射状のトゲをもつフリル

スピクリペウスのいちばんの特徴は、フリルのふちから外向きに広がる放射状のトゲです。目の上の角は横向きに張り出し、トリケラトプスとはひと味ちがう個性的な顔つきをしていました。こうした飾りは仲間の見分けや、相手へのアピールに役立ったと考えられます。

病気の跡が残る骨

「ジュディス」と名づけられた標本の前あしの骨には、関節炎や感染症の跡が残っていました。これは、この個体が病気やけがを抱えながらも生きのびていたことを示す貴重な記録です。標本はカナダ自然博物館に収蔵されています。

  • 全長:約4.5〜6メートル
  • 体重:推定3〜4トン
  • 特徴:放射状に並ぶフリルのトゲ

研究のいま

スピクリペウスは、角竜の顔の飾りがいかに多様だったかを示す好例です。骨に残る病気の跡からは、恐竜の生きざままで読み取ることができます。

ホロタイプ(基準標本):カナダ自然博物館 CMN 57081(通称「ジュディス」・頭骨と骨格)

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