恐竜図鑑をひらく
ホーム 恐竜図鑑 ニュース 施設 雑学 グッズ クイズ

HOME / ZUKAN / No.262

メラクセス

Meraxes gigas — 「(架空の竜の名)巨大なもの」

白亜紀 獣脚類 カルカロドントサウルス科
時代白亜紀後期(セノマニアン)
年代約1億50万〜9,000万年前
全長約11 m
体重約4,200 kg
食べ物肉食
生息環境河川のある半乾燥地
発見地アルゼンチン(パタゴニア)
地層ウインクル層(リオ・リマイ層群)
メラクセス(Meraxes gigas) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
メラクセス(Meraxes gigas) 復元イメージ

メラクセスは、約9,000万年前の白亜紀後期、いまのアルゼンチン(パタゴニア)にすんでいた大型の肉食恐竜です。カルカロドントサウルス科という、ティラノサウルスとは別系統の巨大肉食恐竜のなかまで、2022年に発表されました。頭の骨や前あしまで保存された良質な標本として、世界的な話題になりました。学名はファンタジー作品に登場する竜の名と、ラテン語の「ギガス(巨大なもの)」に由来します。

頭から前あしまでそろった貴重な標本

大型肉食恐竜は、頭骨や前あしが一緒に見つかることがとても少ないのですが、メラクセスは頭骨・前肢を含む保存のよい骨格が発見されました。アルゼンチンのエルネスト・バッハマン古生物博物館に収蔵されています。

巨大な頭と、小さな前あし

メラクセスは全長およそ11メートル、体重4トンを超える巨体でしたが、前あしはとても短いものでした。これはティラノサウルスとよく似た特徴ですが、両者は遠い親戚どうし。つまり「大きな頭と小さな前あし」という体型は、別々の系統でそれぞれ独立に進化した(収れん進化)ことを示しています。

  • 全長:約11メートル
  • 体重:約4,200キログラム
  • 分類:カルカロドントサウルス科

研究のいま

メラクセスは、大型肉食恐竜で前あしが小さくなる理由を考えるうえで重要な発見でした。頭が大きく強力になるにつれ、狩りでの前あしの役割が減り、結果として短くなったのではないかと議論されています。

ホロタイプ(基準標本):Ernesto Bachmann古生物博物館 MMCh-PV 65(頭骨・前肢を含む良質標本)

← 恐竜図鑑一覧へ戻る

RANKING

人気ランキング TOP10