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アエロステオン(学名 Aerosteon riocoloradense)は、約8,400万年前の白亜紀後期、現在のアルゼンチンにすんでいた肉食恐竜です。学名は「空気の骨」を意味します。鳥のような呼吸のしくみをもっていたことで有名な、メガラプトル類の恐竜です。
アエロステオン最大の特徴は、骨の中に空気の入った空洞(含気骨)が、とても発達していたことです。学名「空気の骨」はここに由来します。これは、現在の鳥がもつ「気のう」という、効率のよい呼吸のしくみと関係していると考えられています。恐竜が、鳥のような呼吸をしていた可能性を示す、重要な発見です。
鳥は「気のう」という空気の袋を使って、息を吸うときも吐くときも、肺に新鮮な空気を送り続けられます。アエロステオンの骨の空洞は、この気のうの跡だと考えられています。これは、効率のよい鳥のような呼吸が、鳥が生まれる前から恐竜にそなわっていたことを示しています。恐竜と鳥のつながりを考えるうえで、貴重な手がかりです。
アエロステオンは、メガラプトルと同じメガラプトル類に属します。すらりとした体と、前あしのかぎ爪をもつ、中〜大型の肉食恐竜でした。全長9メートルほどで、南半球で独自に進化した肉食恐竜のグループの一員です。
アエロステオンは、効率のよい呼吸のしくみと、すらりとした体で、活発に動けたと考えられます。前あしのかぎ爪を武器に、獲物をしとめていたのでしょう。南半球の生態系で、頂点に近いハンターでした。
アエロステオンがいた白亜紀後期の南アメリカは、河川のある氾濫原でした。アエロステオンは、骨の中の空気の空洞という証拠で、恐竜が鳥のような呼吸をしていた可能性を示した、重要な恐竜です。恐竜と鳥のつながりを語るうえで、欠かせない存在です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > テタヌラ類 > メガラプトル類 > メガラプトル科