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ナヌークサウルス

Nanuqsaurus hoglundi — 「ホッキョクグマのトカゲ(北極のトカゲ)」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(マーストリヒチアン)
年代約7,000万年前
全長約6 m
体重約500〜900 kg
食べ物肉食
生息環境季節で暗く寒くなる極地の森林・氾濫原
発見地北アメリカ(米国アラスカ州)
地層プリンスクリーク層
ナヌークサウルス(Nanuqsaurus hoglundi) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ナヌークサウルス(Nanuqsaurus hoglundi) 復元イメージ

ナヌークサウルス(学名 Nanuqsaurus hoglundi)は、約7,000万年前の白亜紀後期、現在のアラスカにすんでいた肉食恐竜です。学名はイヌイットの言葉で「ホッキョクグマのトカゲ(北極のトカゲ)」を意味します。極地に暮らしたティラノサウルスのなかまです。

北極圏に暮らしたティラノ

ナヌークサウルスは、北極圏に近いアラスカで見つかった、めずらしいティラノサウルスのなかまです。白亜紀のアラスカは今より温暖でしたが、それでも冬は暗く寒かったはずです。ナヌークサウルスは、そうした厳しい極地の環境に適応して暮らしていた、たくましいハンターでした。学名「北極のトカゲ」は、まさにこの暮らしを表しています。

やや小型だった理由

ナヌークサウルスは全長6メートルほどで、ティラノサウルスより小型でした。これは、寒く食べ物の少ない極地では、体を大きくするより、ほどよい大きさのほうが生きのびやすかったためかもしれません。きびしい環境が、体の大きさに影響した可能性があります。

暗い冬を生きぬいた

極地では、冬になると太陽がほとんど昇らない「極夜」が続きます。ナヌークサウルスは、こうした暗く寒い季節も生きぬいていました。すぐれた感覚をもち、暗いなかでも獲物を見つけられたのかもしれません。恐竜が極地にも進出していたことを示す、貴重な恐竜です。

ティラノサウルスの親戚

ナヌークサウルスは、ティラノサウルスと同じ、がっしりしたタイプのティラノ(ティラノサウルス亜科)に属します。ティラノサウルス類が、暑い土地から寒い極地まで、さまざまな環境に適応して広がっていたことを示しています。

すんでいた環境

ナヌークサウルスがいた白亜紀後期のアラスカは、季節で暗く寒くなる極地の森林・氾濫原でした。同じ地域には、極地に適応した植物食恐竜もいました。ナヌークサウルスは、極北の地で頂点に立った、たくましいティラノサウルスのなかまです。

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > ティラノサウルス科 > ティラノサウルス亜科

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