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ジューチェンティラヌスは、約7,500万年前の白亜紀後期、いまの中国(山東省・諸城)にすんでいた巨大な肉食恐竜です。ティラノサウルス科のなかまで、2011年に発表されました。学名は発見地の「諸城(しょじょう)」と「暴君(ティラヌス)」、種名「マグヌス」は「大きな」を意味します。
ジューチェンティラヌスは、上あごと下あごの一部という限られた化石から記載されましたが、その大きさからアジア最大級のティラノサウルス類と推定されています。ティラノサウルスやタルボサウルスに匹敵する巨体だったと考えられています。発見地の諸城は、世界的にも有数の恐竜化石密集地として知られています。
推定全長は10〜11メートル、体重は6トン級。大きく頑丈なあごと太い歯をもち、当時の生態系の頂点に立つ捕食者でした。
ジューチェンティラヌスは、巨大ティラノ類が北アメリカだけでなくアジアにも広く分布していたことを示します。諸城地域からは多くの恐竜化石が産出しており、研究の進展が期待されています。
ホロタイプ(基準標本):中国・諸城 整理番号 ZCDM V0031(上顎骨・歯骨)