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リトロナクス

Lythronax argestes — 「血まみれの王」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約8,000万年前
全長約8 m
体重約2,500 kg
食べ物肉食
生息環境温暖で湿った沿岸の氾濫原
発見地北アメリカ(米国ユタ州)
地層ワーウィープ層
リトロナクス(Lythronax argestes) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
リトロナクス(Lythronax argestes) 復元イメージ

リトロナクス(学名 Lythronax argestes)は、約8,000万年前の白亜紀後期、現在のアメリカ・ユタ州にすんでいた大型の肉食恐竜です。学名は「血まみれの王」を意味します。もっとも古いティラノサウルス亜科のひとつで、ティラノサウルスの祖先に近い恐竜です。

ティラノサウルスの古い親戚

リトロナクスは、ティラノサウルスと同じ、がっしりしたタイプのティラノ(ティラノサウルス亜科)のなかでも、もっとも古い時代のもののひとつです。ティラノサウルスより500万年以上も前に、すでにティラノサウルスらしい特徴をそなえていました。ティラノサウルスの進化が、思っていたより早く始まっていたことを示す、重要な発見です。

幅広い頭と前を向いた目

リトロナクスは、ティラノサウルスのように、後ろが幅広い頭と、前を向いた両目をもっていました。両目が前を向くことで立体的にものを見られ、獲物までの距離を正確につかめました。短い吻と力強いあごで、獲物をしとめる頂点ハンターでした。

「血まみれの王」という名前

学名「血まみれの王」は、その獰猛なハンターぶりにちなんで名づけられました。種名「アルゲステス」は「南西の風」を意味し、当時の南の大陸(ララミディア南部)にすんでいたことを表しています。印象的な名前で話題になりました。

南のララミディア大陸の王者

リトロナクスは、白亜紀後期に北アメリカ西部にあった「ララミディア」という細長い大陸の、南部にすんでいました。南部には、北部とは異なる独自の恐竜が栄えており、リトロナクスはその南部の頂点捕食者だったと考えられます。

すんでいた環境

リトロナクスがいた白亜紀後期のユタ州は、温暖で湿った沿岸の氾濫原でした。多くの植物食恐竜が獲物としてすんでいました。リトロナクスは、ティラノサウルスの祖先に近い「血まみれの王」として、南の大陸の頂点に立っていた恐竜です。

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > ティラノサウルス上科 > ティラノサウルス科 > ティラノサウルス亜科

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