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アフロヴェナトル(学名 Afrovenator abakensis)は、約1億6,500万年前ごろ、現在のアフリカ(ニジェール)にすんでいた肉食恐竜です。学名は「アフリカの狩人」を意味します。アフリカで見つかった保存のよい肉食恐竜として重要な、メガロサウルスのなかまです。
アフロヴェナトルは、アフリカで見つかった、保存のよい全身に近い骨格をもつ肉食恐竜です。アフリカの古い時代の肉食恐竜は良質な化石が少ないため、アフロヴェナトルはたいへん貴重です。学名「アフリカの狩人」は、その意義を表しています。全長8メートルほどの、すらりとした肉食恐竜でした。
アフロヴェナトルは、すらりとした体と長い後ろあし、ものをつかめる手をもっていました。すばやく動き、するどい歯と前あしのかぎ爪で獲物をしとめていたと考えられます。メガロサウルス科という、中〜大型の肉食恐竜のグループに属します。
アフロヴェナトルがメガロサウルス科に属することは、このグループがヨーロッパだけでなくアフリカにも広がっていたことを示しています。世界で最初に名づけられた恐竜メガロサウルスの仲間が、各地で栄えていたことが分かります。恐竜の分布と進化を知る手がかりになっています。
アフロヴェナトルがいた地域には、竜脚類のジョバリアなどの植物食恐竜がすんでいました。アフロヴェナトルは、こうした植物食恐竜を狩る、頂点に近いハンターだったと考えられます。すばやさと武器を生かして、獲物をしとめていたのでしょう。
アフロヴェナトルがいたころのニジェールは、河川のある氾濫原でした。今は砂漠のサハラも、当時は緑豊かな土地でした。アフロヴェナトルは、保存のよい化石で、アフリカの肉食恐竜の姿を伝えてくれる、貴重な「アフリカの狩人」です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > テタヌラ類 > メガロサウルス上科 > メガロサウルス科