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ボレアロペルタ

Borealopelta markmitchelli — 「北の盾(たて)」

白亜紀 装盾類
時代白亜紀前期(アルビアン)
年代約1億1,000万年前
全長約5.5 m
体重約1,300 kg
食べ物植物食
生息環境海に流れこんだとみられる(化石は海の地層から)
発見地北アメリカ(カナダ・アルバータ州)
地層クリアウォーター層(海成層)
ボレアロペルタ(Borealopelta markmitchelli) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ボレアロペルタ(Borealopelta markmitchelli) 復元イメージ

ボレアロペルタ(学名 Borealopelta markmitchelli)は、約1億1,000万年前の白亜紀前期、現在のカナダにすんでいた植物食恐竜です。学名は「北の盾」を意味します。世界でもっとも保存のよいよろい竜の化石として、世界中を驚かせた恐竜です。

「眠っているような」奇跡の化石

ボレアロペルタは、まるで生きていたときのまま眠っているかのような、信じられないほど保存のよい状態で見つかりました。装甲・うろこ・皮膚はもちろん、体の立体的な形までそのまま残っていました。これほど完全なよろい竜の化石は世界でも例がなく、「恐竜のミイラ」として大きな話題になりました。

体の色まで判明

ボレアロペルタの皮膚に残った色素を調べた研究から、背中が赤茶色、おなかが明るい色だったことが分かりました。これは「カウンターシェーディング」という、身を隠すのに役立つ体色です。重い装甲をもつ大型恐竜でさえ、肉食恐竜から身を隠す必要があったことを示す、おどろきの発見でした。

最後の食事も分かった

ボレアロペルタの胃の内容物の研究から、最後に食べたのがシダだったこと、さらに山火事のあとの植物を選んで食べていたことまで分かりました。恐竜の食生活を、これほど詳しく知ることができたのは画期的です。

海に流された化石

ボレアロペルタは陸の恐竜ですが、化石は海の地層から見つかりました。死んだあと、川から海まで流され、海底に沈んで、酸素の少ない環境でゆっくり化石になったため、これほど見事に保存されたと考えられています。偶然が重なって生まれた、奇跡の化石です。

すんでいた環境

ボレアロペルタがいた白亜紀前期の北アメリカは、河川のある低地でした。ノドサウルス科という、尾のこん棒をもたないタイプのよろい竜で、肩のとげと装甲で身を守っていました。ボレアロペルタは、恐竜の本当の姿・色・暮らしを伝えてくれる、宝物のような恐竜です。

分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 曲竜類(アンキロサウルス類)> ノドサウルス科

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