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ケラトサウルス

Ceratosaurus nasicornis — 「角のあるトカゲ」

ジュラ紀 獣脚類
時代ジュラ紀後期
年代約1億6,100万〜1億4,500万年前
全長約6〜7 m
体重約1,000〜2,000 kg
食べ物肉食(小〜中型の獲物、魚など水辺の動物も)
生息環境シダの草原や森林のある氾濫原(水辺も利用)
発見地北アメリカ(米国西部)、ヨーロッパ(ポルトガル)、アフリカ
地層モリソン層など
ケラトサウルス(Ceratosaurus nasicornis) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ケラトサウルス(Ceratosaurus nasicornis) 復元イメージ

ケラトサウルス(学名 Ceratosaurus nasicornis)は、約1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在の北アメリカなどにすんでいた肉食恐竜です。学名は「角のあるトカゲ」を意味します。鼻の上に1本の角をもち、背中に小さな装甲が並ぶ、個性的な姿のジュラ紀のハンターです。

鼻の上に1本の角をもち、背中に小さな装甲が並ぶ肉食恐竜ケラトサウルスの想像図
鼻の角と背中の装甲が特徴の肉食恐竜ケラトサウルス(イメージ)

鼻の上の角

ケラトサウルス最大の特徴は、鼻の上に立った1本の角です。さらに目の上にも小さな突起がありました。この角は、武器として戦うには小さく、おそらく仲間どうしの見分けや、相手へのアピールに使われたと考えられています。肉食恐竜で角をもつのはめずらしく、ケラトサウルスの大きな目印になっています。

背中に並ぶ小さな装甲

ケラトサウルスは、背中の中央に沿って、小さな骨の板(皮骨・ひこつ)が一列に並んでいました。肉食恐竜が背中に装甲をもつのはとてもめずらしく、これもケラトサウルスの変わった特徴です。原始的な獣脚類の名残とも考えられています。ケラトサウルスは、のちの肉食恐竜とはちがう、古いタイプの特徴を残した恐竜でした。

水辺も利用したハンター

ケラトサウルスは全長6〜7メートルで、同じ時代のアロサウルスよりやや小型でした。しなやかな体と、ワニのように上下に平たい尾をもっていたことから、水辺や水中も利用して、魚などの水辺の動物を狩っていた可能性が指摘されています。細長く曲がった歯も、やわらかい獲物をとらえるのに向いていました。

アロサウルスとの共存

ケラトサウルスは、同じ時代・同じ場所に、より大型のアロサウルスと共存していました。体の大きさや狩りの場所をずらすこと(すみ分け)で、争いを避けて共存できたと考えられます。より小型で水辺を得意としたケラトサウルスと、大型で開けた場所を得意としたアロサウルス——ジュラ紀後期の北アメリカでは、複数の肉食恐竜が役割を分けて暮らしていたのです。

ケラトサウルス類のなかまたち

ケラトサウルスは、「ケラトサウルス類」という大きなグループの名前のもとになった恐竜です。このグループには、のちの白亜紀に南半球で栄えたアベリサウルス類(角のような突起をもつカルノタウルスなど)もふくまれます。ケラトサウルスは、その仲間たちのルーツを知るうえでも重要な存在です。

すんでいた環境

ケラトサウルスがいたジュラ紀後期の北アメリカ(モリソン層)は、シダの草原や森林、水辺のある氾濫原(はんらんげん)でした。ブラキオサウルスステゴサウルスアロサウルスなど多くの恐竜と同じ世界を生きました。ケラトサウルスは、鼻の角と水辺の暮らしという個性で、独自の地位を築いていたのです。

豆知識・へぇポイント

  • 鼻の上に1本の角。武器ではなく仲間へのアピール用と考えられる。
  • 背中に小さな骨の装甲が一列に並ぶ、めずらしい肉食恐竜。
  • ワニのように平たい尾で、水辺の狩りも得意だった可能性。
  • 大型のアロサウルスすみ分けて共存していた。

まとめ

鼻の角と背中の装甲をもつ、個性ゆたかなジュラ紀のハンター——ケラトサウルスは、大型のアロサウルスとすみ分けながら、水辺を得意とする独自の暮らしを築いた恐竜です。古いタイプの特徴を残した、進化を知る手がかりでもあります。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > ケラトサウルス類 > ケラトサウルス科

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