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トウジャンゴサウルス

Tuojiangosaurus multispinus — 「沱江(トウジャン)のトカゲ」

ジュラ紀 装盾類
時代ジュラ紀後期
年代約1億6,000万〜1億5,500万年前
全長約6.5 m
体重約2,800 kg
食べ物植物食(低い位置の植物を食べた)
生息環境湖や河川のある森林の広がる低地
発見地アジア(中国・四川省)
地層上沙渓廟層
トウジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus multispinus) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
トウジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus multispinus) 復元イメージ

トウジャンゴサウルス(学名 Tuojiangosaurus multispinus)は、約1億5,500万年前のジュラ紀後期、現在の中国(四川省・しせんしょう)にすんでいた植物食恐竜です。学名は「沱江(トウジャン)のトカゲ」を意味します。ステゴサウルスと同じ剣竜(けんりゅう)のなかまで、アジアを代表する剣竜です。

背中にとがった三角形の板が2列に並び、尾に4本のとげをもつ剣竜トウジャンゴサウルスの想像図
とがった背板と尾のとげをもつアジアの剣竜トウジャンゴサウルス(イメージ)

アジアを代表する剣竜

トウジャンゴサウルスは、中国で見つかった剣竜のなかでももっともよく知られている恐竜のひとつです。背中には板(プレート)が2列に並び、尾の先には鋭いとげをもっていました。全長6.5メートルほどの、堂々とした剣竜です。有名な北アメリカのステゴサウルスのアジア版ともいえる存在で、剣竜がアジアでも栄えていたことを示しています。

背中の板と尾のとげ

トウジャンゴサウルスの背板は、ステゴサウルスの平たい板にくらべて、より三角形に近いとがった形でした。尾の先の4本のとげ(サゴマイザー)は、肉食恐竜から身を守る強力な武器でした。背板で身を大きく見せて相手をおどし、いざとなれば尾のとげで反撃する——剣竜らしい防御のスタイルをもっていました。

低い植物を食べた

トウジャンゴサウルスは背が低く、前あしが短いため、地面近くの低い植物を食べていました。小さな歯とくちばしでシダやソテツなどの植物を口に運び、大きなおなかでじっくり消化したと考えられます。剣竜は、竜脚類が食べる高い木の葉ではなく、低い位置の植物を専門に食べる、おとなしい草食動物でした。

中国の豊かな恐竜世界

トウジャンゴサウルスが見つかった中国・四川省は、ジュラ紀の恐竜化石が非常に豊富な地域です。同じ地域には、首の長い竜脚類のマメンチサウルスシュノサウルス、原始的な剣竜のホアヤンゴサウルスもいました。トウジャンゴサウルスは、その豊かな恐竜世界を代表する剣竜のひとつです。

剣竜のなかまたち

剣竜のなかまには、トウジャンゴサウルスのほかにも、アフリカのケントロサウルスのように、背中や肩に鋭いとげがたくさん並ぶ種もいました。剣竜は世界のあちこちで、それぞれ個性的な板やとげを進化させていたのです。トウジャンゴサウルスは、そのなかでもアジアの代表として大切な存在です。

すんでいた環境

トウジャンゴサウルスがいたジュラ紀後期の中国・四川省は、湖や河川のある森林の広がる低地でした。植物が豊かで、剣竜にとって暮らしやすい環境でした。トウジャンゴサウルスは、とがった背板と尾のとげで身を守りながら、低い植物を食べてたくましく暮らしていた、アジアの剣竜です。

豆知識・へぇポイント

  • アジアを代表する剣竜。中国・四川省で見つかった。
  • 背板はステゴサウルスよりとがった三角形
  • 尾の先の4本のとげが、肉食恐竜への強力な武器。
  • マメンチサウルスなど、中国の豊かな恐竜世界の仲間。

まとめ

とがった背板と尾のとげをもつアジアの剣竜——トウジャンゴサウルスは、剣竜が中国でも栄えていたことを教えてくれる、代表的な恐竜です。ステゴサウルスとくらべてみると、剣竜のバリエーションの豊かさがよく分かります。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:鳥盤目 > 装盾亜目 > 剣竜下目 > ステゴサウルス科

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