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ペンタケラトプス

Pentaceratops sternbergii — 「5本の角の顔」

白亜紀 角竜・堅頭竜
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約7,600万〜7,300万年前
全長約6〜7 m(頭骨だけで約3 m)
体重約4,000〜5,500 kg
食べ物植物食(くちばしと歯の列でかたい植物をかみ切る)
生息環境沿岸平野や内陸の森林(ララミディア大陸)
発見地北アメリカ(米国ニューメキシコ州)
地層カートランド層
ペンタケラトプス(Pentaceratops sternbergii) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ペンタケラトプス(Pentaceratops sternbergii) 復元イメージ

ペンタケラトプス(学名 Pentaceratops sternbergii)は、約7,400万年前の白亜紀後期、現在のアメリカ・ニューメキシコ州にすんでいた大型の植物食恐竜(角竜)です。学名は「5本の角の顔」を意味します。陸上動物のなかでも最大級の頭をもつことで有名です。

巨大なフリルと3本の角、頬の突起をもち、4本足で立つ大型角竜ペンタケラトプスの想像図
陸上動物最大級の巨大な頭とフリルをもつペンタケラトプス(イメージ)

「5本の角」の正体

ペンタケラトプスの名は「5本の角」を意味しますが、実際に角といえるのは、トリケラトプスと同じ鼻に1本・目の上に2本の計3本です。残りの2本は、頬から横に張り出した突起(頬骨の角)で、これを含めて「5本」と数えられました。とはいえ、その堂々とした顔つきは、まさに角竜の王者の風格です。

陸上動物で最大級の頭

ペンタケラトプスは、フリル(えり飾り)を含めた頭骨の長さが約3メートルにもなり、これは陸上動物のなかでも最大級です。大きく広がったフリルには穴が開いて軽量化されており、生きているときは皮膚でおおわれていました。この巨大な頭飾りは、仲間へのアピールや、相手をおどす役に立ったと考えられます。

カスモサウルス類のなかま

ペンタケラトプスは、フリルが長く穴の大きいカスモサウルス類というグループに属します。トリケラトプスやカスモサウルスと同じ仲間です。フリルの大きさを競うように発達させた、カスモサウルス類を代表する角竜のひとつです。のちに登場するトロサウルスとも近い関係にあります。

くちばしと植物食

ペンタケラトプスは、かたいくちばしと口の奥の歯で、かたい植物もかみ砕いて食べていました。全長6〜7メートルの大型角竜で、4本のがっしりした足で巨大な頭を支えていました。低い位置の植物を主に食べていたと考えられます。

南のララミディア大陸の角竜

ペンタケラトプスは、白亜紀後期に北アメリカ西部にあった「ララミディア」という細長い大陸の、南部にすんでいました。北部とは異なる角竜が栄えており、ペンタケラトプスは南部を代表する大型角竜でした。同じ角竜でも、地域によってスティラコサウルスのように顔ぶれがちがったことを示しています。

すんでいた環境

ペンタケラトプスがいた白亜紀後期のニューメキシコは、沿岸平野や内陸の森林でした。多くの植物食恐竜や肉食恐竜と同じ世界を生きました。ペンタケラトプスは、陸上動物最大級の巨大な頭を堂々とかかげ、たくましく暮らしていた、角竜の王者のひとりです。

豆知識・へぇポイント

  • 「5本の角」だが、本当の角は3本。残り2本は頬の突起。
  • フリルを含む頭骨は約3メートル。陸上動物で最大級。
  • トリケラトプスと同じカスモサウルス類のなかま。
  • 細長い大陸ララミディアの南部を代表する角竜。

まとめ

陸上動物最大級の巨大な頭をかかげた角竜——ペンタケラトプスは、大きなフリルと堂々とした角で、白亜紀のララミディア南部に君臨した王者でした。地域ごとに角竜の顔ぶれがちがったことも教えてくれます。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:鳥盤目 > 周飾頭類 > 角竜類 > ケラトプス科 > カスモサウルス亜科

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