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マメンチサウルス

Mamenchisaurus hochuanensis — 「馬門渓(マメンチ)のトカゲ」

ジュラ紀 竜脚類
時代ジュラ紀後期
年代約1億6,000万〜1億4,500万年前
全長約22〜26 m(首だけで最大約13〜15 m)
体重推定20,000〜40,000 kg(種により幅が大きい)
食べ物植物食(長い首で広範囲・高所の植物を食べた)
生息環境森林や河川のある内陸(餌を求めて移動した可能性)
発見地アジア(中国)
地層上沙渓廟層など
マメンチサウルス(Mamenchisaurus hochuanensis) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
マメンチサウルス(Mamenchisaurus hochuanensis) 復元イメージ

マメンチサウルス(学名 Mamenchisaurus hochuanensis)は、約1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在の中国にすんでいた首の長い巨大な植物食恐竜です。学名は発見地の「馬門渓(マメンチ)」にちなみます。恐竜のなかでもとびぬけて長い首をもつことで知られ、その首は全長の半分近くにもなりました。

全長の半分近くを占める非常に長い首を高くのばして木の葉を食べるマメンチサウルスの想像図
とびぬけて長い首をのばして高い木の葉を食べるマメンチサウルス(イメージ)

首だけで全長の半分

マメンチサウルス最大の特徴は、おどろくほど長い首です。全長22〜26メートルのうち、首だけで13〜15メートルにもなり、これは知られている動物のなかでもっとも長い首のひとつです。首の骨は非常に長く、体の半分近くを首が占めていました。同じ竜脚類のディプロドクスブラキオサウルスと比べても、首の長さは群をぬいています。

どうやって長い首を支えた?

これほど長い首を支えるため、マメンチサウルスの首の骨は軽くて丈夫なつくりになっていました。骨の中には空気の入った空洞が多く、見た目より大幅に軽量でした。さらに、首にそって長い腱(けん)が「つり橋のケーブル」のように走り、少ない力で長い首をぴんと支えられたと考えられています。

広い範囲の植物を食べた

マメンチサウルスは、その場から動かずに長い首を左右や上下に振るだけで、広い範囲の植物を口にできました。これは、巨体を動かすエネルギーを節約できる、とても効率のよい食べ方です。高い木の葉も、低い位置の植物も、首の動きひとつで届いたのです。

アジアを代表する竜脚類

マメンチサウルスは、中国で多くの化石が見つかっている、アジアを代表する竜脚類です。マメンチサウルス科という独自のグループをつくり、北アメリカのアパトサウルスやディプロドクスとは別の系統として、アジアで独自に進化しました。種類も多く、なかには全長35メートルに達するとされる巨大種もいます。

長い首の進化

マメンチサウルスの極端に長い首は、竜脚類が「いかに効率よく植物を食べるか」を追求した進化の到達点のひとつです。長い首は、ライバルが届かない場所の植物を独占でき、巨大な体を維持するのに役立ちました。後の時代には、南アメリカに超巨大なアルゼンチノサウルスのような竜脚類もあらわれますが、首の長さではマメンチサウルスが際立っています。

すんでいた環境

マメンチサウルスがいたジュラ紀後期の中国は、森林や河川のある内陸でした。豊かな植物を求めて、群れで移動していた可能性があります。長い首を生かして広い範囲の植物を食べ、巨大な体を維持していた、アジアの大地を代表する巨人です。

豆知識・へぇポイント

  • 首の長さは13〜15メートル。全長の半分近くが首。
  • 首の骨の中は空気の空洞だらけで、見た目より軽い。
  • その場から動かず、首を振るだけで広い範囲の植物を食べられた。
  • アジアで独自に進化したマメンチサウルス科の代表。全長35mの種も。

まとめ

体の半分が首という、とびぬけた姿——マメンチサウルスは、竜脚類の「長い首の進化」をもっとも極端な形で見せてくれる、アジアの巨人です。長い首を武器に、動かず広い範囲の植物を食べる、かしこい暮らしをしていました。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!

出典:Encyclopaedia BritannicaNatural History Museum, London/DinoAnimals Dinosaur Database(最終確認:2026年7月)

分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > マメンチサウルス科

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