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リンウーロン(学名 Lingwulong shenqi)は、約1億7,400万年前のジュラ紀中期、現在の中国にすんでいた首の長い植物食恐竜です。学名は「霊武(リンウー)の不思議な竜」を意味します。恐竜の歴史を書きかえた、おどろきの発見です。
リンウーロンは、ディプロドクスなどをふくむ「新竜脚類」という進化したグループの、もっとも古い化石のひとつです。しかも、それまで「アジアにはいなかった」とされていたグループでした。リンウーロンの発見により、このグループの起源が、これまで考えられていたより1,500万年も古く、しかもアジアにまで広がっていたことが分かりました。恐竜の進化の歴史を書きかえた、画期的な発見です。
学名「不思議な竜」は、まさにその予想外の発見にちなみます。アジアにいないはずの進化した竜脚類が、しかも古い時代に見つかったことは、研究者にとって大きなおどろきでした。恐竜の進化と分布の常識を、くつがえす恐竜だったのです。
リンウーロンは、アマルガサウルスやディクラエオサウルスと同じグループ(ディクラエオサウルス科を含む系統)に近いとされています。背骨に独特の特徴をもち、これらの竜脚類が、ジュラ紀中期にはすでに世界に広がっていたことを示しています。全長17メートルほどの竜脚類でした。
リンウーロンは、長い首を生かして、植物を幅広く食べていました。進化した竜脚類の特徴をもち、効率よく植物を食べていたと考えられます。がっしりした4本足で、大きな体を支えていました。
リンウーロンがいたジュラ紀中期の中国は、河川や湖のある内陸でした。リンウーロンは、進化した竜脚類の起源と分布の常識をくつがえした、恐竜研究史に残る重要な発見です。アジアの恐竜の豊かさを、あらためて世界に示しました。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > ディプロドクス上科 > ディクラエオサウルス科