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ザナバザル(学名 Zanabazar junior)は、約7,000万年前の白亜紀後期、現在のモンゴルにすんでいた肉食恐竜です。学名はモンゴルの高僧ザナバザルにちなみます。大型のトロオドン科で、賢いハンターとして知られています。
ザナバザルは、トロオドン科のなかでも大型の部類で、全長2.3メートルほどでした。トロオドン科は小型が多いため、ザナバザルのような大きめの種は注目されます。大きな脳と目をもち、賢く、すぐれた感覚をそなえたハンターでした。モンゴルの高僧の名がつけられた、由緒ある名前の恐竜です。
ザナバザルは、トロオドン科らしく、体のわりに大きな脳をもっていました。視力や聴覚もすぐれていたと考えられ、暗い時間帯でも獲物を見つけられたとみられます。賢さと鋭い感覚を武器に、小〜中型の獲物を狩っていました。
ザナバザルは、後ろあしの第2指に大きなかぎ爪をもっていました。これを武器に、獲物を押さえつけたと考えられます。すらりとした体と長い後ろあしで、すばやく動けました。大型のトロオドンとして、当時の生態系で活躍していました。
ザナバザルは、トロオドン科らしく羽毛をもっていたと考えられています。鳥にとても近いグループで、羽毛は保温やディスプレイに役立ったとみられます。鳥の進化を考えるうえでも、興味深い恐竜です。
ザナバザルがいた白亜紀後期のモンゴルは、河川のある氾濫原でした。同じ世界には、大型肉食恐竜タルボサウルスや、デイノケイルスなど個性的な恐竜もいました。ザナバザルは、大型で賢いトロオドンのなかまとして、アジアの恐竜の多様さを物語る恐竜です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > トロオドン科