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テコドントサウルス(学名 Thecodontosaurus antiquus)は、約2億500万年前の三畳紀後期、現在のイギリスにすんでいた小型の植物食恐竜です。学名は「歯がソケットにあるトカゲ」を意味します。世界で最初期に発見された恐竜のひとつです。
テコドントサウルスは、1830年代に発見された、世界でもっとも早く研究された恐竜のひとつです。メガロサウルスやイグアノドンと並ぶ、恐竜研究の初期に名づけられた記念碑的な恐竜です。学名「歯がソケットにあるトカゲ」は、歯が骨のくぼみ(ソケット)にはまっているという特徴に由来します。
テコドントサウルスは全長1.2〜2.5メートルほどの、小さな古竜脚類です。のちの巨大な竜脚類につながるグループの、もっとも初期のなかまのひとつです。すらりとした体で、2本足で歩いていたと考えられます。竜脚形類が、もともと小さな恐竜から始まったことを示しています。
テコドントサウルスの化石は、三畳紀後期に島々が点在していた地域の、岩の割れ目にたまった堆積物から見つかりました。島の環境で暮らしていた可能性があり、限られた食べ物のなかで小型化していたとも考えられています。当時のヨーロッパの様子を伝える、貴重な恐竜です。
テコドントサウルスは、葉っぱ形の歯で植物を食べていました。一部雑食だった可能性も指摘されています。小さな体で、低い位置の植物を中心に食べていたとみられます。
テコドントサウルスがいた三畳紀後期のイギリスは、島々のある海岸近くの環境でした。恐竜が現れて間もない時代で、テコドントサウルスはその初期の植物食恐竜のひとつでした。恐竜研究の歴史の最初期に名づけられた、由緒ある恐竜です。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚形類(最初期・基盤的位置)