
🔍 タップで拡大
パタゴティタン(学名 Patagotitan mayorum)は、約1億年前の白亜紀、現在のアルゼンチン(パタゴニア)にすんでいた超巨大な植物食恐竜です。学名は「パタゴニアの巨人」を意味します。史上最大級の陸上動物として、アルゼンチノサウルスと「最大」を競う存在です。
パタゴティタンは全長31〜37メートル、体重は50〜70トンにもなったと推定されています。これは、これまで地球上に生きたなかでもっとも大きな陸上動物のひとつです。アルゼンチノサウルスと並び、「史上最大の恐竜」の有力候補とされています。あまりの大きさに、博物館では全身骨格が建物に収まりきらないほどです。
多くの超巨大恐竜は、ごく一部の骨しか見つかりません。しかしパタゴティタンは、複数の個体の骨が多数見つかっており、その巨大さを比較的確かに推定できる、貴重な恐竜です。これにより、アルゼンチノサウルスとの「最大」をめぐる議論も、活発に行われています。
これほどの巨体を支えるため、足は太い柱のようで、背骨には空気の入った空洞があり軽量化されていました。長い首を生かして、地上から高い位置まで幅広く植物を食べ、巨大な体を維持していました。心臓や肺も、特別に発達していたはずです。
パタゴティタンは、白亜紀の南半球で大繁栄したティタノサウルス類の、最大級のなかまです。南アメリカは、こうした超巨大竜脚類が次々と進化した、まさに「巨人の大陸」でした。パタゴティタンは、その代表的な巨人です。
パタゴティタンがいた白亜紀の南アメリカは、森林のある温暖な氾濫原でした。豊かな植物を食べて、巨大な体を支えていました。パタゴティタンは、地球の歴史上もっとも大きくなった生きもののひとつとして、恐竜の壮大さを私たちに教えてくれる存在です。
分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > ティタノサウルス類