
🔍 タップで拡大
シュヴウイア(学名 Shuvuuia deserti)は、約7,500万年前の白亜紀後期、現在のモンゴルにすんでいた、とても小さな恐竜です。学名はモンゴル語で「砂漠の鳥」を意味します。1本の太い爪で昆虫を食べた、変わった恐竜です。
シュヴウイアは、モノニクスと同じアルヴァレズサウルス類というグループに属します。短い前あしには、太く頑丈な1本の爪が発達していました。この爪は、アリやシロアリの巣を掘り開けて、中の昆虫を食べるのに使ったと考えられています。現在のアリクイのような暮らしをしていた、虫食いの恐竜です。
シュヴウイアの目や耳の研究から、暗いなかでもよく見え、よく聞こえたことが分かりました。これは、現在のフクロウのように、夜に活動していた可能性を示しています。涼しい夜に、昆虫を探して砂漠を駆け回っていたのかもしれません。恐竜の夜の暮らしを知る、貴重な発見です。
シュヴウイアは、骨の特徴が鳥に非常に近く、体は羽毛におおわれていたと考えられています。あまりに鳥に似ているため、発見当初は「飛べない鳥なのか恐竜なのか」と議論になりました。鳥の進化を考えるうえで、興味深い恐竜です。
シュヴウイアは全長60センチほどの、とても小さな恐竜でした。長く細い後ろあしをもち、すばやく走れたと考えられます。乾いた砂漠で、すばやく動き回りながら昆虫を探していたとみられます。
シュヴウイアがいた白亜紀後期のモンゴルは、砂丘の広がる乾燥した土地でした。同じ地域には、ヴェロキラプトルやプロトケラトプスもいました。シュヴウイアは、1本の爪と夜の活動という独自の暮らしで、砂漠をたくましく生きた、ユニークな小型恐竜です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > コエルロサウルス類 > アルヴァレズサウルス類 > アルヴァレズサウルス科