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アンズー

Anzu wyliei — 「(メソポタミア神話の)鳥の姿の神アンズー」

白亜紀 獣脚類
時代白亜紀後期(マーストリヒチアン)
年代約6,800万〜6,600万年前
全長約3.5 m
体重約200〜300 kg
食べ物雑食(植物・小動物・卵などを食べた可能性)
生息環境湿った氾濫原
発見地北アメリカ(米国 ノース/サウスダコタ州)
地層ヘルクリーク層
アンズー(Anzu wyliei) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
アンズー(Anzu wyliei) 復元イメージ

アンズー(学名 Anzu wyliei)は、約6,700万年前の白亜紀のいちばん最後、現在の北アメリカにすんでいた恐竜です。学名はメソポタミア神話の鳥の姿の神「アンズー」にちなみます。「地獄から来たニワトリ」という愛称でも知られる、オヴィラプトルのなかまです。

「地獄から来たニワトリ」

アンズーは、頭の上の高いとさか、歯のないくちばし、羽毛におおわれた体、長い後ろあしという、まるで巨大なニワトリのような姿をしていました。その奇妙でユーモラスな見た目から、研究者に「地獄から来たニワトリ」という愛称で呼ばれ、話題になりました。全長3.5メートルほどの恐竜です。

北アメリカのオヴィラプトルのなかま

オヴィラプトルのなかま(オヴィラプトロサウルス類)はアジアでよく見つかりますが、アンズーは北アメリカで見つかった、保存のよい大型のなかまとして貴重です。カエナグナトゥス科という、このグループの一派に属します。北アメリカにもこうした鳥のような恐竜がいたことを示しています。

羽毛と翼

アンズーは全身が羽毛におおわれ、前あしには翼のような羽が生えていたと考えられています。飛ぶことはできませんでしたが、羽毛はディスプレイや保温、卵を温めることに役立ったとみられます。鳥にとても近い恐竜です。

何を食べた?

アンズーが何を食べていたかには議論があります。歯のないくちばしと、ものをつかめる前あしから、植物・小動物・卵などを食べる雑食だったと考えられています。湿った氾濫原で、さまざまな食べ物を口にしていたのでしょう。

すんでいた環境

アンズーがいた白亜紀末の北アメリカは、湿った氾濫原でした。ティラノサウルスやトリケラトプスと同じ、恐竜時代の最後の世界を生きました。アンズーは、巨大なニワトリのようなユニークな姿で、恐竜と鳥のつながりを楽しく伝えてくれる、人気の恐竜です。

分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > オヴィラプトロサウルス類 > カエナグナトゥス科

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