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ランベオサウルス(学名 Lambeosaurus lambei)は、約7,500万年前の白亜紀後期、現在のカナダにすんでいた大型の植物食恐竜です。学名は、カナダの古生物学者ローレンス・ランベにちなみます。前後に分かれた変わった形のとさかをもつ、カモノハシ竜(ハドロサウルス)です。
ランベオサウルス最大の特徴は、頭の上の独特な形のとさかです。前方に突き出た四角い部分と、後方へのびる突起が組み合わさり、まるで「おの」や「ハチェット」のような形をしていました。コリトサウルスの半円形のとさかとはちがう、個性的な形です。
ランベオサウルスのとさかの中も空洞になっていて、鼻から続く管が通っていました。これを使って音を響かせ、仲間とコミュニケーションをとっていたと考えられます。とさかの形や大きさは、種類・性別・成長段階でちがい、仲間を見分けたり、相手にアピールしたりするのに役立ちました。
ランベオサウルスは、中空のとさかをもつ「ランベオサウルス亜科」というグループの名前のもとになった恐竜です。コリトサウルスやパラサウロロフスも同じ仲間です。これらの恐竜は、それぞれちがう形のとさかをもち、白亜紀後期の北アメリカで大繁栄しました。
ランベオサウルスは、幅広いくちばしで植物をかみ取り、口の奥のたくさんの歯ですりつぶして食べていました。低い位置の植物を中心に、幅広く食べていたと考えられます。群れで暮らし、すぐれた歯で効率よく植物を食べることで、繁栄していました。
ランベオサウルスのとさかは、発見当初その意味が分からず、別々の恐竜とされていた化石が、じつは同じ種の成長段階のちがいだったと分かるなど、研究に時間がかかりました。とさかの研究は、恐竜の見た目や暮らしを知る、興味深いテーマです。
ランベオサウルスがいた白亜紀後期のカナダは、河川や森林のある沿岸平野でした。コリトサウルスなど多くのカモノハシ竜や、肉食恐竜と同じ世界を生きました。ランベオサウルスは、「おの」のようなとさかを目印に、群れでたくましく暮らしていた個性派です。
分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > ハドロサウルス科 > ランベオサウルス亜科