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メガロサウルス(学名 Megalosaurus bucklandii)は、約1億6,500万年前のジュラ紀中期、現在のイギリスにすんでいた大型の肉食恐竜です。学名は「大きなトカゲ」を意味します。世界で初めて学術的に記載された恐竜として、恐竜研究の歴史に名を刻む、記念碑的な存在です。
メガロサウルスは1824年、「恐竜(ダイナソー)」という言葉が生まれる前に、世界で初めて学術的に記載された恐竜です。イギリスの学者バックランドが研究し、巨大な爬虫類として発表しました。のちにイグアノドンなどとともに「恐竜」という分類が作られるきっかけとなった、歴史的にきわめて重要な恐竜です。
発見当初、メガロサウルスは断片的な骨しか見つかっておらず、4本足のゾウのような姿に復元されたこともありました。19世紀にロンドンで作られた有名な恐竜像も、今の姿とはかなりちがいます。研究が進むにつれて復元図が変わっていく様子は、恐竜研究の進歩そのものを物語っています。
メガロサウルスは全長6〜9メートルにもなる大型の肉食恐竜で、ジュラ紀中期のイギリスでは頂点捕食者だったと考えられます。鋭い歯と力強いあごで、その地域の植物食恐竜などを狩っていたとみられます。
これほど有名なメガロサウルスですが、じつは完全な全身骨格は見つかっていません。あごの骨や歯、足の骨などの断片から、その姿が推定されています。かつては正体不明の骨が何でも「メガロサウルス」と名づけられた時期もあり、分類の整理が長く続けられてきました。
メガロサウルスがいたジュラ紀中期のイギリスは、沿岸平野や河川、ラグーンのある温暖な環境でした。足跡の化石も見つかっており、当時の暮らしを知る手がかりになっています。メガロサウルスは、恐竜研究のまさに「第一号」として、これからも特別な意味をもち続ける恐竜です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > メガロサウルス上科 > メガロサウルス科