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ニクトサウルスは、約8,000万年前の白亜紀後期、いまの北アメリカの空を飛んでいた翼竜(皮膜の翼をもつ空飛ぶ爬虫類)です。1876年に発表されました。学名は「夜のトカゲ」を意味します。頭から突き出た巨大なL字型の突起(クレスト)で有名です。
ニクトサウルスの一部の個体は、頭から後ろへ、自分の体長よりも長いほどの巨大なL字型の突起をもっていました。かつてはこの突起のあいだに帆のような膜が張っていたという説もありましたが、現在では骨だけの突起だったと考えられています。この派手な飾りは、仲間へのアピールに使われたとみられます。
翼開長は2〜3メートルほど。海の上を飛び、魚を捕って食べていたと考えられます。多くの翼竜とちがって、指の本数が少ないなど、独特の体のつくりをしていました。
ニクトサウルスは、翼竜の頭の飾りがいかに多様だったかを示す代表例です。海の上空を舞っていた白亜紀の翼竜の暮らしを知る手がかりになっています。
ホロタイプ(基準標本):米国 各館標本(巨大なL字型の頭部突起をもつ個体が著名)