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プテラノドン(学名 Pteranodon longiceps)は、約8,600万〜8,400万年前の白亜紀後期、現在の北アメリカの空を飛んでいた翼竜です。学名は「歯のないつばさ」を意味します。恐竜ではなく、恐竜と同じ時代に生きた空飛ぶ爬虫類で、翼竜のなかでもっとも有名な存在です。 まずは1分動画で、とさか・歯のないくちばし・皮膜の翼を見てみましょう。

プテラノドンはよく恐竜と間違えられますが、正しくは「翼竜」という別のグループの爬虫類です。恐竜とは近い親戚ですが、空を飛ぶために独自に進化しました。前あしの薬指が極端に長くのび、そこから体にかけて張られた皮膚の膜(皮膜)が翼になっていました。
プテラノドンの特徴は、頭の後ろへ長くのびた大きなとさか(クレスト)です。とさかの役割には、仲間へのアピールや種・個体の識別など複数の説があります。標本には体格ととさかの大きさが異なる型があり、性的二型という解釈が有力ですが、化石だけで性別を直接確認するのは難しいため議論も続いています。
プテラノドンは翼を広げると6〜7メートルにもなりましたが、骨は薄い壁をもつ中空構造で軽量化されていました。体重推定には方法による幅があります。魚の骨や鱗が体内付近で見つかった例から魚食性はよく支持されますが、海面をくちばしですくったのか、着水したのかなど捕まえ方の細部は未確定です。
学名「歯のないつばさ」のとおり、プテラノドンには歯がありませんでした。そのかわり、長くとがったくちばしで魚を捕らえ、丸のみにしていたとみられます。海鳥に似た外洋性の生活が推定されますが、現生の特定の鳥と同じ採食法だったとは限りません。
プテラノドンは、海の地層から多くの化石が見つかっています。これは、海の上を飛んでいて命を落とした個体が、そのまま海底に沈んで化石になったためです。多数の標本のおかげで、翼竜のなかでもとくによく研究されています。
プテラノドンがいた白亜紀後期の北アメリカは、大陸の真ん中を浅い海(西部内陸海路)が南北に貫いていました。プテラノドンはその海の上を飛び、魚を捕って暮らしていました。海中には首長竜やモササウルスもいて、空と海それぞれに巨大な爬虫類が君臨する、ダイナミックな世界だったのです。
大空を舞う歯のない“漁師”——プテラノドンは恐竜ではありませんが、恐竜時代の空を代表する、翼竜のスターです。恐竜図鑑NAVIで、ほかの恐竜たちもチェックしてみてね!
恐竜ではなく翼竜です。恐竜と近縁ですが、翼竜は別の進化系統で空を飛ぶようになった爬虫類です。
ディスプレイや識別などが候補です。標本差は性的二型と解釈されることがありますが、かじ取り装置だったと断定できる証拠はありません。
体内付近から魚の骨や鱗が見つかった標本があり、魚食性が強く支持されています。ただし捕まえ方の細部は議論中です。
最終確認:2026年9月。推定値や生態の解釈は新しい研究で変わる場合があります。
分類:爬虫綱 > 翼竜目 > プテロダクティルス亜目 > プテラノドン科
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