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ロキケラトプスは、約7,800万年前の白亜紀後期、いまの北アメリカ(モンタナ州とカナダ国境付近)にすんでいた大型の角竜です。2024年に発表されたばかりの新しい恐竜で、頭の後ろのえり飾り(フリル)に左右非対称の大きなブレード状の突起をもつ、たいへん派手な姿で話題になりました。学名は北欧神話のいたずらの神「ロキ」と「ケラトプス(角のある顔)」を合わせたもので、種名「ランギフォルミス」はトナカイの角のように左右で形の違う飾りに由来します。
化石はモンタナ州のジュディスリバー層から見つかった大きな頭骨です。研究者のロウェン博士らは2024年、これをセントロサウルス類(角竜の一グループ)の新種として発表しました。標本はデンマークのエヴォリューション博物館に収蔵されています。
ロキケラトプス最大の特徴は、フリルのふちから後ろへ突き出した剣のような大きな突起です。しかもこの突起は左右で形がちがい、これまで知られた角竜のなかでも飛びぬけて大きいものでした。鼻の上の角は小さく、目の上の角は横に張り出していました。こうした飾りは、仲間どうしの見分けや、相手へのアピールに役立ったと考えられています。
ロキケラトプスは、同じ地域・同じ時代に複数種の角竜が共存していたことを示す例としても注目されました。せまい範囲にこれだけ多様な角竜がいたことは、かれらが見た目の飾りでたがいを区別していた可能性を強める発見です。
ホロタイプ(基準標本):Evolution博物館(デンマーク)EMK 0012(大型の頭骨)