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ムッタブラサウルス(学名 Muttaburrasaurus langdoni)は、約1億500万年前の白亜紀前期、現在のオーストラリアにすんでいた大型の植物食恐竜です。学名は発見地マッタバラにちなみます。オーストラリアを代表する植物食恐竜で、イグアノドンに近いなかまです。
ムッタブラサウルスは、オーストラリアで見つかった、もっともよく知られている植物食恐竜のひとつです。オーストラリアは恐竜化石が比較的少ない地域のため、保存のよいムッタブラサウルスは、南半球の恐竜を知るうえでとても貴重です。全長7〜8メートルの、がっしりした植物食恐竜でした。
ムッタブラサウルス最大の特徴は、鼻の上が大きくふくらんでいたことです。このふくらみの中は空洞だった可能性があり、音を響かせて仲間とコミュニケーションをとったり、においを強く感じたりするのに役立ったと考えられています。何のためのふくらみかは、今も議論が続いています。
ムッタブラサウルスは、有名なイグアノドンに近いなかまです。ただし、いくつか独自の特徴をもっており、南半球で独自に進化したイグアノドン類と考えられています。歯の形から、かたい植物も食べられたとみられます。
ムッタブラサウルスは、くちばしで植物をかみ取り、口の奥の歯でかみ砕いて食べていました。ふだんは4本足、急ぐときは2本足で動けたと考えられます。オーストラリアの大地で、植物を食べてたくましく暮らしていました。
ムッタブラサウルスがいた白亜紀前期のオーストラリアは、河川のある氾濫原でした。当時のオーストラリアは今より南にあり、寒い季節もあったとみられます。ムッタブラサウルスは、そうした環境に適応した、南半球を代表する植物食恐竜です。
分類:鳥盤目 > 鳥脚亜目 > イグアノドン類(基盤的位置)