恐竜図鑑をひらく
ホーム 恐竜図鑑 ニュース 施設 雑学 グッズ クイズ

HOME / ZUKAN / No.275

イクチオヴェナトル

Ichthyovenator laosensis — 「ラオスの魚のハンター」

白亜紀 獣脚類 スピノサウルス科
時代白亜紀前期(アプチアン)
年代約1億2,500万〜1億1,300万年前
全長推定約8.5 m
体重推定約1,000 kg以上
食べ物魚食を主とする肉食
生息環境河川のある氾濫原
発見地ラオス
地層グレ層
イクチオヴェナトル(Ichthyovenator laosensis) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
イクチオヴェナトル(Ichthyovenator laosensis) 復元イメージ

イクチオヴェナトルは、約1億2,000万年前の白亜紀前期、いまのラオス(東南アジア)にすんでいた肉食恐竜です。スピノサウルスのなかまで、2012年に発表されました。学名は「魚のハンター」を意味し、その名のとおり魚食に適応していたと考えられています。背中の帆が途中でへこむ独特な形でも知られます。

波打つような背中の帆

スピノサウルス類は背骨が長くのびて帆をつくりますが、イクチオヴェナトルはその帆が腰のあたりでいったんへこみ、二つの山のように波打つ独特な形をしていました。この帆が何に使われたのかは、見せびらかし説や体温調節説などがありますが、はっきりしていません。

東南アジアのスピノサウルス類

イクチオヴェナトルは、東南アジアで見つかった数少ない良質なスピノサウルス類です。ワニのような口で魚を捕らえ、水辺で暮らしていたと考えられています。背骨や腰の骨がよく保存されています。

  • 全長:推定約8.5メートル
  • 特徴:波打つ形の背中の帆
  • 産地:ラオス

研究のいま

イクチオヴェナトルは、スピノサウルス類がアフリカやヨーロッパだけでなくアジアにも広がっていたことを示す重要な証拠です。帆の多様さを考えるうえでも注目されています。

ホロタイプ(基準標本):ラオス Savannakhet恐竜博物館 MDS BK10(背骨・腰帯など)

← 恐竜図鑑一覧へ戻る

RANKING

人気ランキング TOP10