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ダーウィノプテルス(学名 Darwinopterus modularis)は、約1億6,000万年前のジュラ紀中期〜後期、現在の中国の空を飛んでいた翼竜です。学名は進化論のダーウィンにちなみます。翼竜の進化をつなぐ「中間の姿」として有名な、重要な翼竜です。
翼竜には、長い尾をもつ古いタイプ(ランフォリンクス類)と、尾が短い新しいタイプ(プテロダクティルス類)がいました。ダーウィノプテルスは、頭は新しいタイプ、体は古いタイプという、ちょうど中間の姿をしていました。これは、翼竜が古いタイプから新しいタイプへ進化する道すじを示す、貴重な「ミッシングリンク」です。進化論のダーウィンの名がつけられたのも、このためです。
種名「モジュラリス」は、体の部分(モジュール)ごとに、別々のスピードで進化したことを示しています。ダーウィノプテルスは、頭だけが先に新しいタイプに進化し、体はまだ古いタイプのままでした。これは、進化が体全体で一斉に起きるのではなく、部分ごとに進むことがある、という考えを支持する例とされています。
ダーウィノプテルスは、卵と一緒に見つかったメスの化石や、とさかの大きさのちがうオス・メスの化石が見つかっています。これにより、翼竜のオスとメスの見分け方や、繁殖のようすを知る手がかりが得られました。翼竜の生態を知るうえで、貴重な恐竜(翼竜)です。
ダーウィノプテルスは、翼を広げると1メートルほどの中型の翼竜でした。鋭い歯をもち、昆虫や小動物を捕らえて食べていたと考えられます。森や湖のまわりを飛び回る、機敏なハンターでした。
ダーウィノプテルスがいたジュラ紀の中国は、湖や森のある環境でした。多くの羽毛恐竜や翼竜がにぎわう世界でした。ダーウィノプテルスは、翼竜の進化の「中間の姿」を示す、進化論を語るうえでも重要な翼竜です。
分類:翼竜目 > ウーコンプテルス科(原始的な翼竜と進化した翼竜の中間)