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ペレカニミムス(学名 Pelecanimimus polyodon)は、約1億2,500万年前の白亜紀前期、現在のスペインにすんでいた恐竜です。学名は「ペリカンもどき(多くの歯をもつ)」を意味します。200本以上もの歯をもつ、たいへん変わったダチョウ恐竜です。
ペレカニミムス最大の特徴は、口の中に200本以上もの、おどろくほど多くの小さな歯が並んでいたことです。ダチョウ恐竜(オルニトミモサウルス類)のなかまは、ふつう歯のないくちばしをもちますが、ペレカニミムスはその初期のなかまで、まだたくさんの歯が残っていました。ダチョウ恐竜が、歯をもつ姿から歯のないくちばしへと進化していく、その出発点を示しています。
学名「ペリカンもどき」は、のどの下に、ペリカンのような皮膚のふくろ(のどぶくろ)があった跡が見つかったことに由来します。これで、水中の小さな魚をすくい取って食べていた可能性が指摘されています。多くの歯と、のどぶくろという、ユニークな食べ方をしていたのかもしれません。
ペレカニミムスは、ガリミムスやストルティオミムスなどのダチョウ恐竜の、もっとも初期のなかまのひとつです。このグループがどのように進化を始めたかを知るうえで、重要な恐竜です。ヨーロッパで見つかった、貴重なダチョウ恐竜でもあります。
ペレカニミムスは全長2メートルほどで、ダチョウ恐竜らしくすらりとした体をもち、すばやく動けたと考えられます。多くの歯とのどぶくろを使って、魚や小動物などを食べていたとみられます。
ペレカニミムスがいた白亜紀前期のスペインは、湖のほとりの環境でした。保存のよい化石を産出する地層から見つかっており、皮膚やのどぶくろの跡まで残っていました。ペレカニミムスは、200本以上の歯という個性をもって、ダチョウ恐竜の進化の初期を伝える、貴重な恐竜です。
分類:竜盤目 > 獣脚亜目 > オルニトミモサウルス類(基盤的位置)