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タペヤラ(学名 Tapejara wellnhoferi)は、約1億1,200万年前の白亜紀前期、現在のブラジルの空を飛んでいた翼竜です。学名は先住民の言葉で「古い生き物/長老」を意味します。大きく派手なとさかが特徴の、個性的な翼竜です。
タペヤラ最大の特徴は、頭の上にそびえる、大きくて派手なとさか(クレスト)です。とさかは骨と、その上に張られた皮膚や角質でできており、鮮やかな色がついていたと考えられています。このとさかは、仲間どうしの見分けや、相手へのアピールに使われた、いわば「看板」のような役割をはたしていたのでしょう。
タペヤラは歯がなく、オウムのようなくちばしをもっていました。何を食べていたかには議論があり、果実や植物を食べていたという説や、雑食だったという説があります。歯のないくちばしは、果実をついばんだり、木の実を割ったりするのに向いていたのかもしれません。
タペヤラは、派手なとさかをもつ「タペヤラ科」という翼竜のグループの名前のもとになりました。このグループには、さらに大きなとさかをもつ仲間もいます。白亜紀のブラジルは、こうした個性的な翼竜が栄えた、翼竜の楽園のひとつでした。
タペヤラは、海の上を飛ぶ翼竜とちがい、湖や陸の近くで暮らしていたと考えられています。果実や植物を食べていたとすれば、森や林の近くを飛び回っていたのでしょう。翼竜の暮らしの多様さを示す、興味深い存在です。
タペヤラがいた白亜紀前期のブラジルは、湖や海の近くの環境でした。保存のよい化石を産出することで有名なサンタナ層から見つかっています。タペヤラは、大きく派手なとさかをもって空を舞った、白亜紀ブラジルを代表する翼竜です。
分類:翼竜目 > プテロダクティルス亜目 > アズダルコ上科 > タペヤラ科