恐竜図鑑をひらく
ホーム 恐竜図鑑 ニュース 施設 雑学 グッズ クイズ

HOME / ZUKAN / No.007

ブラキオサウルス

Brachiosaurus altithorax — 「腕トカゲ」

ジュラ紀 竜脚類
時代ジュラ紀後期
年代約1億5,400万〜1億5,000万年前
全長約20〜23 m
体重約30,000〜50,000 kg(推定の幅あり)
食べ物植物食(高い位置の木の葉)
生息環境シダや針葉樹の茂る平原・森林
発見地北アメリカ(米国西部)
地層モリソン層
ブラキオサウルス(Brachiosaurus altithorax) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ブラキオサウルス(Brachiosaurus altithorax) 復元イメージ

ブラキオサウルス(学名 Brachiosaurus altithorax)は、約1億5,400万〜1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在の北アメリカにすんでいた首の長い超巨大な植物食恐竜です。学名は「腕トカゲ」を意味します。前あしが後ろあしより長いという、竜脚類のなかでもめずらしい体つきをしていました。

キリンのような体つき

ブラキオサウルスは全長20〜23メートル、体重は30〜50トンにもなりました。多くの竜脚類は前あしより後ろあしが長いのですが、ブラキオサウルスは逆に前あしが長く、背中が前から後ろへなだらかに下がっていました。そのため、まるでキリンのように頭を高くもち上げた姿勢をとることができました。首も長く、全体がそびえ立つような印象です。

高い木の葉を食べた

長い前あしと首のおかげで、ブラキオサウルスは頭を地上13メートルもの高さまでもち上げられたと考えられています。これは4階建てのビルほどの高さです。ほかの恐竜が届かない高い木の葉を食べられたため、エサ場をめぐる争いを避けることができました。歯はスプーンのような形で、葉をかみ取るのに適していました。

頭の上の鼻の穴

ブラキオサウルスの頭には、目の上あたりに大きな盛り上がりがあり、そこに鼻の穴がありました。なぜ鼻が頭の高い位置にあるのかは、においをよく感じるため、声を響かせるため、体温調節のためなど、さまざまな説があります。この特徴的な頭の形は、ブラキオサウルスを見分ける目印にもなっています。

どうやって巨体を支えた?

これほどの巨体を支えるため、ブラキオサウルスの骨は軽くて丈夫なつくりになっていました。とくに背骨には空気の入った空洞が多く、見た目より大幅に軽量でした。これは現在の鳥の骨と似たしくみで、巨大な体を効率よく支えるのに役立ちました。4本の柱のような足は、ゾウのように太く、まっすぐに体重を支えていました。

心臓と巨体の謎

頭を高く上げるブラキオサウルスは、脳まで血液を送り上げるために、とても強力な心臓が必要だったはずです。どうやって高い頭まで血液を届けたのかは、古生物学の興味深い謎のひとつです。巨大な体を維持するため、一日に大量の植物を食べ続けなければならなかったと考えられています。

発見と「ブラキオサウルス」の名

ブラキオサウルスは1903年に記載されました。よく似た恐竜にアフリカのギラッファティタンがいて、かつては同じ仲間とされていましたが、現在では別属とする見方が主流です。博物館でよく見る巨大な全身骨格の多くは、じつはこのギラッファティタンをもとにしたものです。ブラキオサウルス自身の化石は意外に少なく、その全体像にはまだ謎が残されています。

すんでいた環境

ブラキオサウルスがいたジュラ紀後期の北アメリカ(モリソン層)は、シダや針葉樹の茂る平原でした。ディプロドクスやアパトサウルス、ステゴサウルス、そして肉食のアロサウルスなど多くの恐竜と同じ時代を生きました。その中でもとびぬけた背の高さを生かし、高い木の上という独自のエサ場を確保することで、巨大な体を支えていたのです。

分類:竜盤目 > 竜脚形亜目 > 竜脚類 > マクロナリア > ブラキオサウルス科

← 恐竜図鑑一覧へ戻る

RANKING

人気ランキング TOP10