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コスモケラトプス

Kosmoceratops richardsoni — 「飾り立てた角の顔」

白亜紀 角竜・堅頭竜
時代白亜紀後期(カンパニアン)
年代約7,600万〜7,590万年前
全長約4.5 m
体重約1,200 kg
食べ物植物食(くちばしと歯の列で植物をかみ切る)
生息環境湿潤な沿岸平野(ララミディア大陸南部)
発見地北アメリカ(米国ユタ州)
地層カイパロウィッツ層
コスモケラトプス(Kosmoceratops richardsoni) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
コスモケラトプス(Kosmoceratops richardsoni) 復元イメージ

コスモケラトプス(学名 Kosmoceratops richardsoni)は、約7,600万年前の白亜紀後期、現在のアメリカ・ユタ州にすんでいた大型の植物食恐竜(角竜)です。学名は「飾り立てた角の顔」を意味します。もっとも角や飾りの多い角竜として有名です。

15本もの角と飾り

コスモケラトプス最大の特徴は、頭にびっしりと並んだ、たくさんの角と飾りです。鼻・目の上・頬・そしてフリルのふちに、あわせて15本もの角状の突起がありました。とくにフリルの上部からは、10本の角が前向きに垂れ下がり、まるで前髪のような独特の姿でした。角竜のなかでも、ずば抜けて派手な頭飾りをもっています。

なぜこれほど飾り立てた?

これほど多くの角や飾りは、武器としては役に立ちません。おもに仲間どうしの見分けや、相手へのアピールに使われたと考えられています。同じ地域・同じ時代に複数の角竜がいたため、見た目の飾りで種類を区別し、また異性にアピールしていたのでしょう。

南の大陸ララミディア

白亜紀後期の北アメリカは、内陸の海によって東西に分かれ、西側は「ララミディア」という細長い大陸でした。コスモケラトプスはその南部にすんでいました。同じ時代でも、北と南で異なる角竜が栄えており、コスモケラトプスは南部を代表する派手な角竜だったのです。

くちばしと植物食

コスモケラトプスは、かたいくちばしで植物をかみ取り、口の奥の歯ですりつぶして食べていました。全長4.5メートルほどの角竜で、4本足で歩く植物食恐竜でした。派手な頭飾りとは裏腹に、暮らしぶりはおとなしい草食動物だったのです。

角竜の多様さの象徴

コスモケラトプスは、同じ地層から見つかったウタケラトプスとともに発表され、角竜がいかに多様だったかを世界に示しました。せまい地域・短い時代に、これほど個性的な角竜が次々と現れたことは、角竜が見た目の飾りで激しく「進化競争」をしていた証拠とされています。

すんでいた環境

コスモケラトプスがいた白亜紀後期のユタ州は、湿潤な沿岸平野でした。多くの植物食恐竜や肉食恐竜でにぎわう豊かな世界で、コスモケラトプスは、これでもかと飾り立てた頭をもって、たくましく暮らしていた、角竜界きっての「おしゃれ」な恐竜です。

分類:鳥盤目 > 周飾頭類 > 角竜類 > ケラトプス科 > カスモサウルス亜科

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