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ランフォリンクス

Rhamphorhynchus muensteri — 「くちばしの鼻先」

翼竜 翼竜
時代ジュラ紀後期
年代約1億5,000万〜1億4,500万年前
全長翼開長 約1.8 m(最大で3m程度とする説も)
体重約2 kg程度
食べ物肉食(魚を主に。水面近くの魚をとらえた)
生息環境サンゴ礁に囲まれた浅い海とラグーン(沿岸)
発見地ヨーロッパ(ドイツ・ゾルンホーフェン)など
地層ゾルンホーフェン石灰岩層
ランフォリンクス(Rhamphorhynchus muensteri) 復元イメージ 🔍 タップで拡大
ランフォリンクス(Rhamphorhynchus muensteri) 復元イメージ

ランフォリンクス(学名 Rhamphorhynchus muensteri)は、約1億5,000万年前のジュラ紀後期、現在のドイツの海の上を飛んでいた翼竜です。学名は「くちばしの鼻先」を意味します。長い尾の先に「うちわ」のような舵をもつ、古いタイプの翼竜の代表です。

長い尾の先の「舵」

ランフォリンクス最大の特徴は、長い尾と、その先についた菱形(ひしがた)の皮膜です。これは飛ぶときの舵(かじ)の役割を果たし、方向転換やバランスをとるのに役立ったと考えられています。長い尾をもつ古いタイプの翼竜(ランフォリンクス類)の名前のもとになった、代表的な翼竜です。

前に突き出た鋭い歯

ランフォリンクスの口先には、前に向かって突き出した、細く鋭い歯が並んでいました。これは、海面近くの魚をひっかけて捕らえるのにぴったりの形です。低く飛びながら、水面の魚をすくい取るように狩っていたと考えられます。

たくさんの保存のよい化石

ランフォリンクスは、ドイツのゾルンホーフェンの地層から、非常に保存のよい化石が数多く見つかっています。なかには翼の皮膜の跡まで残ったものもあり、翼竜の体のつくりを知るうえで貴重です。子どもからおとなまでそろっているため、成長の研究も進んでいます。

始祖鳥と同じ空を飛んだ

ランフォリンクスは、有名な始祖鳥(アーケオプテリクス)と同じ、ゾルンホーフェンの空を飛んでいました。鳥が現れ始めたジュラ紀後期に、翼竜もまた空で繁栄していたのです。空をめぐる進化の物語を考えるうえで、興味深い存在です。

すんでいた環境

ランフォリンクスがいたジュラ紀後期のドイツは、サンゴ礁に囲まれた浅い海とラグーンが広がる場所でした。きめ細かい泥が積もったため、翼の膜まで残る奇跡的な化石が生まれました。ランフォリンクスは、その美しい海の上を、長い尾をなびかせて飛んでいた、優雅な翼竜です。

分類:爬虫綱 > 翼竜目 > 基盤的翼竜(長い尾をもつタイプ)

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